第6回参議院議員通常選挙

1962年 7月1日、昭和37年の日本において第6回参議院議員通常選挙が実施されました。この選挙は、当時の内閣である第2次池田内閣の下で行われ、国会の参議院議員を選出するものでした。選挙の公示日は1962年 6月1日であり、約1ヶ月後の投票日まで多くの候補者が支持を獲得するための活動を展開しました。

選挙データ

この選挙では、127議席の改選が行われ、うち2議席は補充のため、任期は3年と設定されました。地方区では76議席、全国区では51議席が対象となり、各選挙区ごとに異なる投票方式が採用されました。具体的には、地方区は小選挙区制や中選挙区制が用いられ、全国区は大選挙区制が採用されました。

選挙の有権者数は、男女合わせて56,137,295名となり、投票率は地方区が68.21%、全国区が68.22%と高水準を維持しました。この選挙には328名の候補者が立候補し、各政党からも多くの候補者が名乗りを上げました。

主な政党

この選挙には自由民主党をはじめ、日本社会党、公明政治連盟、民主社会党、日本共産党、参議院同志会などが参加しました。それぞれの政党は、有権者の支持を得るために様々な公約を掲げ、選挙戦に臨みました。

結果として、自民党が過半数を制し、多くの議席を獲得した一方で、社会党や他の政党も一定の数の議席を確保しました。初当選を果たした議員も多く、その中には衆議院議員の経験を持つ者も含まれています。

選挙結果

議席の配分としては、自民党が大きな勝利を収め、社会党や公明政治連盟も一定の議席を得る形となりました。この選挙で返り咲いた議員も数名おり、政界の動向にも変化が見られました。特に注目すべきは、初当選者の中には若手議員が多く含まれていた点です。

投票率は高まりましたが、選挙違反もいくつかあり、全国区・地方区を通じて11,002件の違反が報告され、17,836人が検挙される事態も発生しました。これにより、選挙制度への信頼性が問われることとなります。

結語

第6回参議院議員通常選挙は、戦後の日本政治に大きな影響を与え、政党の勢力図を再構築する重要な出来事となりました。結果は単なる数字だけでなく、政治の動向や国民の意識を反映したものであり、今後の政治活動にも大きな影響を与えるものでした。

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