第6回日本フットボールリーグ

第6回日本フットボールリーグ概要

第6回日本フットボールリーグ（JFL）は、2004年の3月28日から12月5日まで実施されました。この大会では、大塚製薬サッカー部が見事に優勝し、JFLの中で3チーム目の連覇を達成しました。

参加クラブ

この年度のJFLには、様々なクラブチームが参加しました。特に目を引くのは、昨シーズンの全国地域リーグ決勝大会から昇格したザスパ草津と群馬FCホリコシの2チームです。また、YKK FCは子会社への移管を経て、YKK APという新しい名称で参加しました。

レギュレーション

リーグ形式

リーグは年間2回の総当り戦形式で行われ、各チームは合計30試合を戦いました。これにより、合計240試合が組まれ、クラブの順位は勝ち点によって決まります。シーズンは15節ごとに前期と後期に分かれ、前期の成績によって天皇杯の出場権が付与されます。

試合は前後半90分で行われ、試合結果は勝利（勝ち点3）、引き分け（勝ち点1）、敗北（勝ち点0）で決まります。また、Jリーグに昇格するためには、年間順位で2位以上に入る必要があり、その後Jリーグ臨時理事会の承認を得る必要があります。自動降格はなく、年間順位が15位または16位のチームは地域リーグの1位または2位と入れ替え戦を実施することになっています。

天皇杯出場権

前期終了時には、上位3チームに第84回天皇杯の出場権が与えられることが定められています。

強化費

勝利チームには「勝利チーム賞」として10万円が授与され、引き分けの場合は「グッドチーム賞」として5万円が支給される制度もあります。さらに、各試合での得点に対しては1得点につき1万円が支払われます。

個人成績と入れ替え

個人成績

得点ランキングや個人表彰に関する情報も、シーズンの重要な要素として広く注目されています。

JFLからJ2への昇格

シーズン後の12月6日には、内閣レポートに基づいて大塚製薬とザスパ草津のJリーグ加盟が正式に承認されました。大塚製薬はその後、クラブ名を徳島ヴォルティスに変更しています。

JFLからの脱退

残念ながら、国士舘大学はチーム内の不祥事により、JFLから脱退することとなりました。

レギュレーションの変更

Jリーグ加盟やチームの脱退によって3チームが減ったため、入れ替えレギュレーションには変更が加えられました。これにより、全国地域リーグ決勝大会の1位となった三菱自動車水島、2位の流通経済大学、3位のホンダロックSCは自動的にJFLへの昇格を果たしました。

海外遠征

2004年8月にはサウジアラビアのアブハーで開催された国際親善サッカー大会にJFL選抜チームが参加し、1勝1分2敗の成績で予選ラウンドを終了しました。

このように、第6回JFLは各チーム努力の結晶が見られ、クラブの動向からも多くのドラマが展開されました。

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