第6施設群

第6施設群（JGSDF 6th Engineer Group）

概要

第6施設群は、愛知県豊川市に位置する陸上自衛隊豊川駐屯地に本部を置く施設科部隊です。この部隊は、第4施設団の隷下にあり、群長は1等陸佐が任命されており、豊川駐屯地司令を兼務しています。組織構成は群本部、本部管理中隊、そして2つの施設中隊から成り立っています。具体的には、鯖江駐屯地においては第372施設中隊が、岐阜分屯地には第402施設中隊がそれぞれ配置されています。各中隊の指揮官は、それぞれの駐屯地司令も担っています。

第6施設群は92式地雷原処理車や大型ドーザ、ショベルカーなどの多様な施設器材を利用し、災害派遣や国際貢献活動に積極的に参加しています。特に1992年には我が国で初めて国連平和維持活動（PKO）に参加した記録を持つ部隊です。

沿革

第6施設群の歴史は1951年に遡ります。この年、福知山駐屯地において第504建設大隊が新編されました。1952年には金沢駐屯地に移駐し、1954年には第101建設大隊に名称が変更されました。その後、1958年には第313地区施設隊が豊川駐屯地に新設されました。

1961年には第4施設団の新編により、これらの部隊が同団隷下に編入。1973年には、第101建設大隊を基に第6施設群が新たに編成され、豊川駐屯地で活動を開始しました。この時点で、従来の地区施設隊に属する部隊も隷下に組み込まれました。

1985年には第310ダンプ車両中隊が廃止され、1990年にはさらなる改編が行われました。それに伴い、第313地区施設隊が廃止され、新たに第348施設中隊が岐阜分屯地に新設されました。1993年には、第322地区施設隊が解散し、新しい構成が整えられました。

2004年には機能別中隊への改編が進み、複数の中隊が新設されたり、廃止されたりしました。この変更により、より効率的な運営体制が導入されました。

最も最近の改編は2019年で、ここでは既存の中隊が再編成され、倉庫部隊に関わる支援体制も強化されました。今後は、豊川駐屯地の司令が第6施設群長に指定されるなど、組織の一層の強化が図られる予定です。

部隊編成・駐屯地

現在の第6施設群は、豊川駐屯地を拠点に、鯖江駐屯地および岐阜分屯地に展開する中隊を持っており、地域の安全を確保するための重要な役割を果たしています。また、整備支援部隊も設けられており、地域の部隊に対する支援が行われています。

主要装備

第6施設群は、高度な施設器材を整備し、さまざまなミッションに対処できる能力を備えています。他の陸上自衛隊部隊との連携を図りながら、必要な装備を適時管理・更新しており、任務遂行能力の向上を目指しています。

引用文献

• - 陸上自衛隊に関する公式記録
• - 第4施設団の活動概要
• - 国連平和維持活動に関する文献

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