第60回
日本レコード大賞は、
2018年12月30日に
新国立劇場で開催され、日本作曲家協会が主催する音楽の祭典となりました。この年のレコード大賞は、平成の時代の最後でもあり、多くの注目が集まりました。
発表音楽会自体は、
TBSテレビと
TBSラジオを中心に全国で放送され、多くの音楽ファンに親しまれました。ノミネート作品及び受賞者についての発表は11月16日に行われ、総合司会者は11月27日に発表されました。また、大賞と最優秀新人賞以外の賞は、12月17日にTBS放送センターで表彰されました。
大賞受賞
今年の
日本レコード大賞は、女性アイドルグループ「
乃木坂46」に授与されました。彼らが歌唱した楽曲「シンクロニシティ」が見事に選ばれ、
乃木坂46は2年連続の受賞を果たしました。このような2年連続の大賞受賞は、2014年と2015年に受賞した三代目J Soul Brothersから数えてのことになります。さらに、女性アーティストの受賞は第58回(
2016年)の
西野カナ以来、3年連続となり、レコードレーベルのSMEも3年連続での受賞を達成しました。
最優秀新人賞
最優秀新人賞には、演歌歌手の辰巳ゆうとが選ばれました。辰巳は長良プロダクションに所属しており、男性演歌歌手が受賞するのは
2008年の
ジェロ以来10年ぶり、日本人演歌歌手では
2000年の
氷川きよし以来18年ぶりとなります。
放送と視聴率
発表音楽会の内容は、日本国内で広く視聴され、視聴率は第1部(17:30 - 19:00)が前年度より2.3%増の14.8%、第2部(19:00 - 23:00)は16.7%となりました。
今後の展望として、第60回以降はローカルセールス枠での「序章」が廃止されることが決定しました。
受賞作品と受賞者
優秀作品賞(ノミネート作品)
最優秀新人賞
最優秀歌唱賞
特別賞
最優秀アルバム賞
優秀アルバム賞
- - THE BEATNIKS: EXITENTIALIST A XIE XIE など
特別ゲスト
今年の発表音楽会では、
吉永小百合や
北島三郎、細川たかし、
ピンク・レディー、Winkなど、レジェンドアーティストたちもゲストとして参加し、華やかなイベントとなりました。
このように、第60回
日本レコード大賞は多くの話題を提供し、音楽シーンにおける制度の新たな一歩を示しました。次回の大賞も期待されることでしょう。