第65回日本レコード大賞

第65回日本レコード大賞

第65回日本レコード大賞は、日本作曲家協会の主催により、2023年12月30日に新国立劇場中劇場で行われました。この日、最終審査会とともに発表音楽会が実施され、TBSテレビおよびTBSラジオを通じて全国に生中継されました。

大賞受賞者

今回の大賞には、3人組のロックバンド・Mrs. GREEN APPLE|Mrs._GREEN_APPLEの「ケセラセラ」が選ばれました。この受賞はバンドにとって初めての栄誉であり、曲はテレビ朝日系列のドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の主題歌として多くの人に親しまれています。また、テレビ朝日系のドラマ主題歌が大賞を受賞するのは、1990年の第32回日本レコード大賞以来、実に33年ぶりのことです。

優秀作品賞とその他の受賞

優秀作品賞には10組のアーティストがノミネートされ、そのうち6組が初受賞という結果となりました。特に注目すべきは、韓国グループのNewJeansによる「Ditto」です。日本語の歌詞が全く含まれていない楽曲が優秀作品賞に選出されたのは、史上初の出来事となりました。

また、Adoは今回も電話出演で「唱」で優秀作品賞を受賞し、2021年、2022年に続く3年連続の出演を果たしました。

他にも、特別賞には「呪術廻戦」の主題歌を歌ったキタニタツヤと崎山蒼志の作品が披露され、アニメ音楽の魅力も際立ちました。

さらに、大ヒット曲「アイドル」を持つYOASOBIは、国際音楽賞にもノミネートされ、主宰アーティストAyaseは作曲賞も受賞しました。「アイドル」は大晦日の「第74回NHK紅白歌合戦」で初めて生放送される予定で、期待が集まっています。

放送の詳細

このイベントは、TBSのJNN28局ネットで17:30から22:00まで生放送され、18:00から22:00までラジオでの中継も行われました。総合司会はTBSアナウンサーの安住紳一郎と川口春奈が務め、リポーターには江藤愛が登場しました。

受賞作品と著名人の紹介

大賞となった「ケセラセラ」の歌手であるMrs. GREEN APPLE|Mrs._GREEN_APPLEは、作詞および作曲を大森元貴が手掛け、編曲には花井諒が関与しています。また、プロデューサーはSHOW TIME INC.のAKINORI SASAKIが担当しており、レコードはEMI Recordsからリリースされています。

受賞者の中には、最優秀歌唱賞に選ばれたJUJUや特別国際音楽賞を受賞したENHYPENとYOASOBIが名を連ねています。作曲賞にはAyaseの「アイドル」、作詩賞にはHiroの「I’m a mess」が選ばれました。

視聴率

放送の視聴率は、1部の午後5時半からの平均視聴率が6.7%、2部の午後7時からは9.6%を記録しました。視聴者からの関心は非常に高く、多くの音楽ファンが楽しんだことが伺えます。

このような盛り上がりを見せた第65回日本レコード大賞は、新たな才能の発掘や、日本の音楽シーンの魅力を改めて体験する場となりました。

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