第7回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第7回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第7回を迎えた全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、大学ラグビー界の頂点を決定する大会として、1971年の年明け早々、1月1日から1月5日の日程で開催されました。この記念すべき大会で、早稲田大学が圧倒的な強さを見せ、2年ぶりとなる4度目の優勝を果たしました。

大会概要

正式名称は「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」。この第7回大会は、1971年1月1日から1月5日の期間にわたり、東京都港区にある秩父宮ラグビー場を唯一の会場として行われました。大会形式は例年通り、全国の各地区リーグを勝ち抜いた強豪校によるトーナメント方式が採用されました。なお、今大会においても、3位決定戦は実施されませんでした。

出場校

今大会には、全国各地区の予選を勝ち抜いた合計8校が出場しました。その内訳は以下の通りです。

関東大学対抗戦
1位：早稲田大学（7年連続 7回目の出場）
2位：日本体育大学（2年連続 4回目の出場）
3位：明治大学（初めての出場）

関東大学リーグ戦
1位：法政大学（7年連続 7回目の出場）

関西大学リーグ
1位：同志社大学（7年連続 7回目の出場）
2位：天理大学（2年連続 4回目の出場）

関西地区第3代表
中京大学（3年ぶり 2回目の出場）

九州地区代表
福岡工業大学（6年連続 6回目の出場）

関東大学対抗戦からは、伝統校である早稲田、日体大に加え、この大会に初挑戦となる明治大学が名を連ねました。関東大学リーグ戦からは、リーグを制した法政大学が出場。関西勢は、関西大学リーグの優勝校である同志社大学、2位の天理大学に加え、第3代表として中京大学が出場権を得ました。九州地区からは、福岡工業大学が代表として参加し、全国の舞台で大学ラグビーの力を競い合いました。

大会日程と結果

大会は、1回戦、準決勝、そして決勝というシンプルな日程で進行しました。全ての試合は、ラグビーの聖地とも称される秩父宮ラグビー場で行われ、多くの観客が見守る中で熱戦が繰り広げられました。

1月1日（土）：1回戦を実施。
1月3日（月）：準決勝を実施。
1月5日（水）：決勝を実施。

出場8校は、このトーナメント表に従って順に勝ち上がりを目指しました。試合開始時間は全て日本標準時で統一されていました。激しい攻防の末、決勝戦へと駒を進めたのは早稲田大学でした。早稲田大学は決勝でもその実力を遺憾なく発揮し、見事勝利を収めました。これにより、早稲田大学は第5回大会以来となる2年ぶり4回目の大学日本一の座に輝きました。

関連情報

* 全国大学ラグビーフットボール選手権大会

この第7回大会は、早稲田大学の復活優勝という結果に終わり、日本の大学ラグビーの歴史に新たな1ページを刻みました。出場各校の選手たちは、冬の寒空の下、秩父宮ラグビー場で熱いプレーを披露し、観る者すべてに感動を与えました。

もう一度検索