第7回日本フットボールリーグ

第7回日本フットボールリーグの概要

第7回日本フットボールリーグ（JFL）は、2005年3月27日から12月4日まで実施された日本のプロサッカーリーグです。この大会では、愛媛FCが見事に初優勝を達成し、Jリーグへの参入を果たしました。

参加クラブ

この年度には、全16チームが参加しました。それぞれクラブの中には、前年の全国地域リーグ決勝大会から昇格した三菱水島FC、流通経済大学、ホンダロックが含まれています。また、群馬FCホリコシはFCホリコシに名称変更を行っています。

リーグ形式と試合ルール

リーグは年間2回の総当たり戦で行われ、各チーム30試合ずつ、計240試合が実施されました。試合は前半45分、後半45分の合計90分で行われ、引き分けの場合はそのまま終了となります。順位は勝ち点制で、勝利には勝ち点3、引き分けには1、敗北には0が与えられます。

特に注目すべきは、前期の成績によって天皇杯出場権が与えられる点です。前期と後期の試合結果を合わせて、最終的な順位が決定されます。Jリーグへの参入を希望するチームは、年間順位が2位以上である必要があり、さらにJリーグ臨時理事会の承認が求められます。

天皇杯への出場

このリーグの最大の魅力の一つは、前期終了時に上位2チームが天皇杯（第85回全日本サッカー選手権大会）に出場できることです。これにより、選手たちのモチベーションが高まり、より戦略的な試合展開が求められるようになります。

賞金と強化費

全試合で勝利を収めたチームには、勝利チーム賞として10万円が支払われます。加えて、各得点に対して1万円が支給されるため、選手たちにとっては重要な収入源となります。これにより、チームの強化や選手の育成が促進されます。

個人記録とハットトリック

リーグでは個人記録も注目され、特にハットトリック（1試合3得点以上）は多くの選手の目標となります。これは試合のスリルやエンターテインメント性を高め、観客にとっても楽しみの一つです。

Jリーグ参入の成果

その後、愛媛FCは12月5日のJリーグ臨時理事会での審議を経て、Jリーグ加盟が正式に承認されました。一方、FCホリコシは申請に不備があったため、審議対象外となりました。

地域リーグからの昇格チームについても、強い期待が寄せられました。第29回全国地域リーグ決勝大会から上位3チームがJFLに自動昇格しました。これにより、FC琉球、ジェフユナイテッド市原・千葉アマチュア、ロッソ熊本が新たにJFLに仲間入りしました。

結論

第7回日本フットボールリーグは、愛媛FCの優勝という結果により、次年度以降のリーグの運営やチームの動きに大きな影響を与える重要な大会となりました。新たな挑戦が始まった選手たちにとって、次のステージへの期待が高まった瞬間でもありました。

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