第7施設群

第7施設群

概要

第7施設群は、陸上自衛隊の大久保駐屯地に位置する部隊で、主に建築土木工事を担当しています。この部隊は、群本部が京都府宇治市に駐屯し、群長には1等陸佐が任命されています。また、2つの施設中隊がその基幹を成しており、特に第382施設中隊は富山県の富山駐屯地に配置されています。さらに、第382施設中隊長はその駐屯地の司令を兼任しているため、地域に密着した活動が行われています。

この部隊の任務には、災害時の派遣や国際的な貢献も含まれています。特に奈良県においては、陸上自衛隊の部隊が常駐していないため、この地域での災害対応を専門におこなっています。

沿革

• - 1962年1月18日: 第105建設大隊が大久保駐屯地において編成完結し、第4施設団の傘下に入る。
• - 1973年3月27日: 第105建設大隊を基に第7施設群が形成され、同日に第319地区施設隊と第323地区施設隊が編入される。
• - 1986年3月25日: 第307ダンプ車両中隊が第4施設団の直轄に移管される。
• - 1990年3月26日: 部隊改編により、第303地区施設隊が廃止され、新たに第349施設中隊が設立される。
• - 1996年～2000年: 東ティモールへの派遣など、国際的役割が増加する。
• - 2006年3月27日: 中隊の機能別編成が実施され、第314～316施設中隊および第305施設器材中隊が廃止される。
• - 2019年3月26日: 第304水際障害中隊が第4施設団直轄の部隊に変更される。

これ以降も、部隊の構成や任務内容は段階的に変化しており、現在では第380施設中隊が奈良県32市町村を担当し、群本部中隊が他の地域の管理を行っています。

部隊編成・駐屯地

第7施設群は、各種施設部隊とともに整備支援する部隊も含まれています。具体的には、中部方面後方支援隊第104施設直接支援大隊の第2直接支援中隊が大久保駐屯地に駐屯しており、富山駐屯地にはその派遣隊も存在しています。

主要装備

第7施設群の主要な任務は、建設と修復作業です。これに加えて、災害発生時において迅速に動けるよう、豊富な資材と技術を有しており、地域社会との連携を大切にしています。また、訓練された隊員たちが、地域の要望に応じてさまざまなニーズに応えていく体制を整えています。

警備隊区

この部隊は奈良県全域の警備を担当しており、地域内の全32市町村に対するサービスを提供しています。また、地域特有の文化や環境に配慮した活動を行い、地域住民との良好な関係を築く努力もしています。

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