第7装甲師団 (ドイツ連邦陸軍)

第7装甲師団の概要

第7装甲師団（ドイツ語: 7. Panzerdivision）は、ドイツ連邦陸軍の一部であり、2006年6月に解散しました。この師団の部隊は、主にノルトライン＝ヴェストファーレン州に駐屯し、特にリップシュタットやデュッセルドルフといった地域がその拠点となっていました。

歴史的背景

第一編成（1958年）

1958年8月1日に、第7擲弾兵師団として設立されました。その基幹部隊は、1956年に編成された装甲教導大隊を母体に構成されています。この時期、第7装甲偵察大隊、整備大隊、軍楽隊が含まれていました。1959年7月にはすべての装甲戦闘群が編成を完了し、リッペルブルッフに駐屯しました。この期間中、師団長不在時にはフライヘル・フォン・カンシュタイン大佐が代行を務めました。

また、アウグストドルフにある第3装甲師団のC3装甲戦闘群が本師団に編入され、第21装甲旅団に改編されます。これには、複数の装甲部隊が編成される過程が含まれていました。

第二編成（1959年）

1958年10月からは、装甲擲弾兵師団への改編が開始され、1959年3月16日には第7装甲擲弾兵師団に改称されました。この変更に伴い、師団司令部はウンナに移転しました。新たに第19装甲旅団と第21装甲旅団が松下され、豊富な部隊が整備されていきました。特に、第7防空大隊や砲兵連隊、工兵大隊なども成立し、より強固な編成が整えられました。

第三編成（1970年）

1970年には、第20装甲旅団が再編成され、教授部隊として第1軍団直轄となります。また、1975年には再び師団の一部として戻ってきました。1973年には、補給大隊が新たに直轄部隊として編入されるなど、組織もさらに整っていきます。

第四編成（1980年）

1980年代になると、第7装甲師団はNATO軍の重要な役割を担うようになり、冷戦期の重要な地域での兵力を保持することになりました。この時期、兵員数は18,000人に達し、複数の旅団が直接の隷下部隊として整備されました。

冷戦の終結とその後

冷戦が終わると、軍縮が進行し、1993年には第20装甲旅団が解散されます。その後、2006年6月までに師団は最終的に解散することになりました。解散時には、多くの部隊が再編成され、NATOの即応軍団として活動したこともありました。また、師団の最後の歴史をまとめた資料なども新たな場所に提供されました。

実働任務

第7装甲師団は国外派遣任務もいくつか経験しており、特にソマリアやコソボ、アフガニスタンなどでの任務が目立ちました。1996年から1997年にかけてSFOR及びIFORに参加し、国際的な活動にも貢献しました。

歴代師団長

数多くの名将がこの師団の指揮を執り、師団の役割を果たしました。

参考文献

• - 『PANZER』1979年、1988年
• - ウェブサイト「情報源」や「軍事史料」においても、師団の歴史に関する資料が多く存在します。

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