第77回東京箱根間往復大学駅伝競走

第77回東京箱根間往復大学駅伝競走の概要

第77回東京箱根間往復大学駅伝競走が2001年1月2日から3日にかけて行われました。これにより、出場校たちの熱き戦いが繰り広げられ、多くの期待が寄せられる中での大会となりました。

実施日程

• - 往路: 2001年1月2日

スタート: 大手町読売新聞東京本社前
ゴール: 箱根町芦ノ湖駐車場入口

• - 復路: 2001年1月3日

スタート: 箱根町芦ノ湖駐車場入口
ゴール: 大手町読売新聞東京本社前

• - 予選会: 2000年10月21日

国営昭和記念公園内周回コース

この大会では、前回出場校の中で関東学院大学と東洋大学が予選で敗退し、平成国際大学と國學院大學が初めて出場を果たしました。

大会の見どころ

大会前には、出雲駅伝や全日本大学駅伝で二冠を制覇した順天堂大学と前年度優勝の駒澤大学が優勝候補として注目され、特に『紫紺対決』と呼ばれる面白い展開が期待されました。

往路のハイライト

1区

初めの3.5kmでは平成国際大学が先行しましたが、次第に混戦となります。1区では法政大学と神奈川大学が先行し、ほぼ同時にタスキをリレーしました。最終的に中大の野村が区間賞を獲得しましたが、トップと12位の東海大までの差はわずか33秒という接戦が繰り広げられました。

2区

先頭は中大、駒大、法大、など5校の集団に。順大の岩水が追いついてきて、そのまま先を引っ張ります。一方で平成国際大学の選手が後方から猛烈な追い上げを見せ、結果として区間賞を獲得しました。

3区から5区

法大が安定したペースでトップに立ち続け、復路への期待を高めます。4区では順大の野口が単独2位に浮上し、法大との差を縮めます。特に5区では中大が僅差で往路優勝を果たし、37年ぶりの快挙を達成しました。

復路のハイライト

6区から10区

復路では順大が先行し、法大との接戦が展開されます。特に6区では順大の宮井が区間新記録を樹立しました。7区では順大が圧倒的な差をつけてタスキを渡し、駒大が追い上げを見せました。

9区では順大と駒大のエース同士が激突し、駒大がリードを得る展開に。最後の10区では順大の宮崎が駒大を追い越して最終的に優勝を果たしました。これにより、順天大は10回目の総合優勝を獲得し、二冠を達成しました。

成績

• - 総合優勝: 順天堂大学
• - 往路優勝: 中央大学
• - 復路優勝: 順天堂大学

この大会では予選を通過した新たな強豪校が登場し、全体の競技レベルを引き上げました。各校の健闘もあり、駅伝の魅力が再確認できた大会でした。このような激闘は来年度以降も期待されることでしょう。

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