第80期順位戦

第80期順位戦および名人戦について

第80期順位戦は、2021年度から2022年度にかけて開催された将棋の大会であり、名人戦の予選に位置づけられています。この棋戦は、2021年5月から2022年3月の間に行われました。

この期の名人戦は、2022年4月から5月にかけて開催されました。主催は朝日新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟で、協賛には大和証券グループが名を連ねています。これにより、将棋ファンにとって魅力的なイベントとして位置づけられました。

変更点

第80期からは、C級2組における降級点の対象者数の割合が変更され、これまでの「5人に1人」から「4.5人に1人」に引き上げられました。さらに、2020年度に開催された東京オリンピックの影響を受けて、B級1組以下の対局開始時期が例年よりも早まり、2021年8月中はA級を除く対局が行われない状況となりました。

名人戦の就位式は2022年8月に実施され、朝日新聞社からは宮田喜好執行役員、毎日新聞社からは松木健社長が出席しました。日本将棋連盟の会長である佐藤康光からは、名人へ向けた贈呈状と副賞が授与され、スポンサーの大和証券グループからはゲーミング座椅子も贈呈されました。また、囲碁界の名人である井山裕太氏も、名人戦を祝うために駆けつけるなど、将棋界と囲碁界の交流も見られました。

第80期名人戦の詳細

名人戦は2022年4月6日から5月29日まで開催され、於いては先手と封じ手の手番が定められました。この期は第5局で決着がついたため、予定されていた第6局と第7局は行われませんでした。昼食休憩は新たに12:00から13:00に設けられ、夕食休憩も17:00から30分行われるように時間が改定されました。午前のおやつの提供時間も早まり、10:00となっています。

順位戦の構造

順位戦は複数のクラスで構成されており、以下のように各組での昇級や降級のルールが定められています。

A級

• - 名人挑戦：成績最上位者1名（複数名の場合はプレーオフ）
• - 降級：成績下位2名

B級1組

• - 昇級：成績上位2名
• - 降級：成績下位3名

B級2組

• - 昇級：成績上位3名または全勝者全員
• - 降級点：成績下位6名 ／ 降級：降級点2点

C級1組

• - 昇級：成績上位3名または全勝者全員
• - 降級点：成績下位7名 ／ 降級：降級点2点

C級2組

• - 昇級：成績上位3名または全勝者全員
• - 降級点：成績下位11名 ／ 降級：降級点3点

このように、将棋界の注目を集める第80期順位戦および名人戦が展開されました。それぞれの選手が繰り広げる戦略と技術はいっそう進化しており、ファンを魅了し続けています。ぜひ次回の動向にも注目です。

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