第81回東京箱根間往復大学駅伝競走

第81回東京箱根間往復大学駅伝競走の詳細

2005年1月2日から1月3日に開催された第81回東京箱根間往復大学駅伝競走（以下、箱根駅伝）は、箱根と東京を結ぶ長距離駅伝の一大イベントである。本大会では、参加大学の競技や選手のパフォーマンスが多くのファンの注目を集めた。

実施日程とコース

予選会

予選会は2004年10月16日に行われ、陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街、そして国営昭和記念公園へと向かうコースで展開された。結果、明治大学が14年ぶりに本選に進出した。また、拓殖大学と専修大学も予選を突破したが、昨年の予選通過組である東農大学は帝京大学に4秒差で及ばず予選落ちとなった。

往路と復路

往路は1月2日、大手町読売新聞東京本社前からのスタートで、鶴見、戸塚、平塚、小田原を経て、箱根町芦ノ湖駐車場入口へと進む。復路は1月3日に同地点からスタートし、同じ経路を経てゴール地点へ向かう。公式発表によれば、今回の距離は217.9kmと再計測され、従来よりも1.5km長くなった。

競技の展開

往路

往路の目立った活躍は東海大学による初優勝であった。特に1区では、日体大学の鷲見が先頭集団を引っ張る中、混戦が展開された。最終的には東海大学が31年ぶりに鶴見中継所をトップで通過した。

続く2区では、東海大学の伊達が圧倒的な走りを見せて後続を寄せ付けず、駒澤大学も後れを取るが、日大と早大などの強豪が競り合っていた。

3区では、日大の留学生が猛追を見せ、一時はトップに名乗りを上げるほどの好走を見せた。しかし、東海大学は依然として首位の座を守り続ける。

4区では、駒澤大学が一気に追い上げ、往路優勝の期待が高まる中、5区に向けての臨戦態勢が整った。駒澤大学の村上が快走を見せ、往路を2位で終え、復路に向けての期待を寄せる形でゴールした。

復路

復路は駒澤大学がそのまま勢いを保ち、見事な走りでリードを築いていく。特に悪天候にもかかわらず、選手たちは限界を超えた走りを見せ、タスキを繋いでいく。

最終的には、駒澤大学が復路優勝を果たし、4連覇を達成。日体大学も素晴らしい走りを見せ、副次的成果として区間新記録も樹立した。

総合結果とパフォーマンス

優勝は駒澤大学で、総合タイムは11時間03分48秒。往路の優勝は東海大学が獲得し、タイムは5時間32分11秒だった。復路の優勝も駒澤大学が果たし、タイムは5時間31分07秒であった。

また、特筆すべきは順天堂大学の今井が5区での区間新記録を達成したことであり、これにより選手名は長く記憶に残ることとなった。結局、箱根駅伝はただの競技にとどまらず、多くの選手たちのドラマや意地が詰まったイベントであると言える。大会を通じて、選手たちのパフォーマンスや精神力の勝負が見どころとなった。

箱根駅伝は今後も多くのファンを魅了し続けるイベントであることは間違いない。

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