第90回天皇杯・第81回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会

東日本大震災復興支援 第90回天皇杯・第81回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会（オールジャパン2015）

2015年1月1日から12日にかけて開催された全日本総合バスケットボール選手権大会は、日本のバスケットボール界における権威あるトーナメントです。この年の大会は「東日本大震災復興支援」の冠を掲げ、「オールジャパン2015」の通称で親しまれました。

大会形式と会場

大会は男女それぞれトーナメント方式で行われ、各カテゴリの優勝チームを決定しました。競技会場は、国立代々木競技場第一体育館・第二体育館をメインに、駒沢体育館、大田区総合体育館の計4会場が使用されました。

参加チーム

本大会には、日本バスケットボール協会に加盟登録しているチームの中から選ばれた精鋭が出場しました。男子は36チーム、女子は32チームが参加。

男子の出場チームは、トップリーグであるNBLおよびNBDLから推薦された16チームを中心に構成されました。これに加えて、全日本大学バスケットボール選手権大会の上位8チーム、全日本社会人選手権から2チーム、全国高等学校バスケットボール選手権大会（ウィンターカップ）の優勝チーム、そして全国各地方ブロック予選を勝ち上がった9チームが加わりました。

女子の出場チームは、国内トップリーグであるWJBLから推薦された11チームが中心となり、全日本大学連盟推薦の8チーム、全日本社会人選手権からの3チーム、全国高等学校選手権の優勝チーム、地方ブロック予選を勝ち抜いた9チームが出場しました。

チームの選手登録は最大16名までが認められ、試合中の外国籍選手の同時出場は1名までという「オン・ザ・コート・ワン」ルールが適用されました。

大会結果

白熱した戦いが繰り広げられた結果、男子の天皇杯は日立サンロッカーズ東京が、決勝で接戦を制し、チーム史上初めての優勝を飾りました。一方、女子の皇后杯では、JX-ENEOSサンフラワーズが圧倒的な強さを見せつけ、2年連続で優勝を達成。通算19回目の栄冠に輝きました。

大会ベスト5

大会期間中に特に優れたパフォーマンスを見せた選手が、大会ベスト5に選出されました。

男子ベスト5:
木下 博之（日立東京）
竹内 譲次（日立東京）
広瀬 健太（日立東京）
ジョシュ・ハイトベルト（日立東京）
竹内 公輔（広島）

女子ベスト5:
吉田 亜沙美（JX-ENEOS）
渡嘉敷 来夢（JX-ENEOS）
髙田 真希（デンソー）
伊集 南（デンソー）
長岡 萌映子（富士通）

この大会は、日本のトップレベルからアマチュアまで、幅広いカテゴリーのチームが一堂に会し、真の日本一を決める場として、多くのバスケットボールファンを魅了しました。

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