第91回都市対抗野球大会予選

第91回都市対抗野球大会 地区予選

社会人野球の最高峰、都市対抗野球大会。第91回を迎える本大会への出場権を懸け、全国11地区で熱い予選リーグおよびトーナメントが繰り広げられました。ここでは、本大会出場権を獲得したチームが、いかにして栄光への切符を手にしたのか、その激闘の軌跡を地区ごとに振り返ります。

北海道地区

広大な北海道からは1チームが本大会へ進出できます。一次予選を勝ち抜いた日本製鉄室蘭シャークス、JR北海道硬式野球クラブ、航空自衛隊千歳、北海道ガスの4チームが二次予選リーグで対戦。激しい戦いを制したのは、JR北海道硬式野球クラブでした。リーグ戦を勝ち上がった後、代表決定戦で航空自衛隊千歳を8対2で下し、本大会への出場を決めました。

東北地区

岩手、秋田、宮城、山形、福島の各県一次予選を突破したチームと推薦チームが東北二次予選に進出。第一代表決定戦では、TDKがJR東日本東北を2対0で破り、本大会出場一番乗り。第二代表の座を争う戦いでは、日本製紙石巻が敗者復活戦を勝ち上がり、JR東日本東北との代表決定戦を5対2で制し、本大会への出場権を獲得しました。

北信越地区

長野、新潟、富山・石川・福井の各県一次予選を勝ち抜いたチームが集結した北信越二次予選。トーナメント形式で争われた代表決定戦では、伏木海陸運送が信越硬式野球クラブを4対2で下し、地区代表の座を掴みました。

北関東地区

茨城、栃木、群馬の各県一次予選を突破したチームに、シードの日立製作所と日本製鉄鹿島を加えた二次予選。第一代表決定戦では、日立製作所が日本製鉄鹿島に4対0で快勝。敗者復活戦を勝ち上がった日本製鉄鹿島は、第二代表決定戦でSUBARUを4対3の接戦で破り、両チームが北関東地区代表として本大会に進みます。

南関東地区

埼玉、千葉の各県一次予選を突破したチームと、推薦チームが南関東二次予選へ。第一代表決定戦ではHondaが日本通運に6対5でサヨナラ勝利を収め代表権を獲得。敗者復活戦を勝ち上がった日本通運が第二代表、そして激戦の末、ハナマウイが第三代表の座を射止め、3チームが本大会出場となりました。

東京地区

激戦区東京からは4チームが出場。一次予選を勝ち抜いたJPアセット証券、REVENGE99を加えた二次予選トーナメント。第一代表はJR東日本、第二代表はNTT東日本がそれぞれ決定戦を制しました。第三代表にはセガサミーが、そして第四代表には鷺宮製作所がそれぞれ決定戦を勝ち抜き、本大会への切符を掴みました。

西関東地区

神奈川、山梨の各県一次予選突破チームと推薦チームによる二次予選。ブロック代表決定戦を経て、主要チームによる代表決定リーグ戦が行われました。リーグ戦を勝ち抜いたENEOSと東芝が西関東地区代表として本大会出場を果たしました。

東海地区

静岡、愛知、岐阜・三重の各県一次予選と二次予選。代表枠が6と多い東海地区では、熾烈な戦いが繰り広げられました。第一代表はトヨタ自動車、第二代表はHonda鈴鹿が決定。さらにヤマハ、東邦ガス、ジェイプロジェクト、三菱自動車岡崎が続々と代表権を獲得し、計6チームが本大会に進出します。

近畿地区

滋賀、京都、奈良、大阪・和歌山、兵庫の各府県一次予選および二次予選。こちらも代表枠が5と多く、強豪ひしめく地区となりました。第一代表はNTT西日本、第二代表はパナソニックが決定。その後、大阪ガス、日本新薬、日本生命が代表権を獲得し、近畿地区からは5チームが本大会に出場します。

中国地区

広島、山口、岡山・島根の各県一次予選および二次予選を経て2チームが本大会へ。リーグ戦とトーナメントを組み合わせた二次予選を制し、第一代表に三菱重工広島が、敗者復活戦を勝ち上がった三菱自動車倉敷オーシャンズが第二代表となり、本大会出場を決めました。

四国地区

四国各県のチームによる一次予選リーグ戦と二次予選トーナメント。二次予選準決勝を勝ち抜いた四国銀行とJR四国が代表決定戦で対戦。四国銀行が3対1でJR四国を下し、四国地区唯一の代表権を獲得しました。

九州地区

福岡、中九州、南九州、沖縄の各地区一次予選と、それに続く九州二次予選。こちらも2チームが本大会へ進みます。二次予選トーナメントを勝ち上がり、第一代表にHonda熊本が、敗者復活戦を制した西部ガスが第二代表となり、本大会出場を決めました。

全国各地で繰り広げられた予選を勝ち抜いたチームが、いよいよ都市対抗野球の舞台へと集結します。

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