第95回都市対抗野球大会予選

第95回都市対抗野球大会予選概要

社会人野球の最高峰である都市対抗野球大会。その本大会出場権をかけた第95回大会の予選が、今年も全国12地区で繰り広げられました。各チームが東京ドームを目指し、熾烈な戦いを展開。ここでは、白熱した予選の道のりを地区ごとに詳細に振り返ります。

北海道地区予選

北海道地区では、まず1次予選で多くのチームが顔を合わせ、そこから勝ち上がった4チームが2次予選シードの4チームと合流し、代表決定リーグ戦を行いました。札幌市円山球場で行われたリーグ戦の結果、北海道ガスが安定した戦いを見せ、見事に北海道地区代表の座を射止めました。

東北地区予選

青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の各県で1次予選を実施し、厳しい戦いを勝ち抜いたチームが東北2次予選へと進みました。2次予選はきたぎんボールパークなどで開催され、トーナメント形式で争われました。激戦を制し、JR東日本東北が第1代表、日本製紙石巻が第2代表として本大会出場権を獲得しました。

北信越地区予選

長野、新潟、富山・石川の各地域で1次予選が行われ、勝ち上がったチームが富山での2次予選に集結しました。トーナメント方式で進行した2次予選では、伏木海陸運送が粘り強い戦いを展開し、北信越地区代表として本大会への切符を掴みました。

北関東地区予選

茨城、栃木、群馬の各県1次予選を経て、太田市運動公園野球場などで北関東2次予選が開催されました。強豪が揃うこの地区予選では、エイジェックが圧倒的な力を見せつけ第1代表に。そしてSUBARUが激戦を勝ち抜き第2代表の座を射止めました。

南関東地区予選

埼玉、千葉の各県1次予選から多くのチームが南関東2次予選へと駒を進めました。埼玉県営大宮公園野球場を舞台に行われた2次予選は、熱戦続きとなりました。日本通運が第1代表、日本製鉄かずさマジックが第2代表、そしてJFE東日本が第3代表として、南関東地区から計3チームが本大会出場権を獲得しました。

東京地区予選

全国屈指の激戦区である東京地区では、1次予選を勝ち抜いたチームが、明治神宮野球場や大田スタジアムなどで開催された2次予選でシードチームに挑みました。白熱したトーナメントと壮絶な敗者復活戦の結果、NTT東日本、明治安田生命、東京ガス、JR東日本の4チームが難関を突破し、本大会出場を決めました。

西関東地区予選

神奈川、山梨の各県1次予選を勝ち上がったチームとシードチームが、横浜スタジアムなどで西関東2次予選に臨みました。代表決定リーグ戦の末、三菱重工EastとENEOSが激戦を制し、本大会への出場権を手にしました。

東海地区予選

愛知、静岡、岐阜・三重の各地域で1次予選、さらに東海1次予選が行われ、勝ち上がったチームが岡崎レッドダイヤモンドスタジアムなどでの2次予選に集結しました。前回大会優勝で推薦出場のトヨタ自動車を除く7つの代表枠を争奪。ヤマハ、三菱自動車岡崎、王子、東邦ガス、西濃運輸、東海理化の6チームが厳しい予選を突破し、本大会出場を決めました。

近畿地区予選

京都・滋賀・奈良、大阪・和歌山、兵庫の各地域で1次予選が行われ、勝ち上がったチームが近畿2次予選へ進出しました。わかさスタジアム京都などで開催された2次予選は、多くのプロ注目の選手を擁するチームがひしめき合う激戦となりました。日本生命、ミキハウス、三菱重工West、日本製鉄瀬戸内、NTT西日本の5チームが熾烈な代表権争いを勝ち抜きました。

中国地区予選

広島、山口、岡山・島根の各地域で1次予選が行われ、勝ち上がったチームが津田恒実メモリアルスタジアムでの2次予選に挑みました。トーナメントと敗者復活戦を戦い抜き、JR西日本が第1代表、JFE西日本が第2代表として本大会出場権を獲得しました。

四国地区予選

リーグ戦形式の1次予選を経て、坊っちゃんスタジアムでの2次予選が行われました。準決勝を勝ち上がった四国銀行とJR四国による代表決定戦は、四国銀行が勝利を収め、四国地区代表として本大会への出場を決めました。

九州地区予選

福岡、中九州、南九州、沖縄の各地域で1次予選を実施し、勝ち上がったチームが沖縄セルラースタジアム那覇などでの2次予選に駒を進めました。激しい代表決定トーナメントを勝ち抜き、KMGホールディングスが第1代表、沖縄電力が第2代表として本大会への切符を掴みました。

こうして全国各地の予選を勝ち抜いたチームが、真夏の東京ドームに集い、社会人野球日本一の座を目指します。本大会でのさらなる熱戦が期待されます。

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