第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会

第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会

第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会は、2020年11月より翌2021年3月にかけて実施された、日本国内における男子バスケットボールのクラブ日本一決定戦です。日本バスケットボール協会が主催し、共同通信社が共催を務めました。また、モルテン、日本生命、朝日新聞社、三井不動産などが協賛として大会を支えました。

大会概要と変更点

本大会は、それまでの天皇杯・皇后杯が男女同時に決勝戦を行っていた形式から変更され、男子の決勝が女子とは別日程で行われるようになりました。これにより、それぞれの決勝戦に注目が集まるように設計されました。

また、参加チームの構成も従前とは異なります。当初はB.LEAGUE所属の全クラブ（B1、B2、B3）の参加が予定されていましたが、最終的にはB2所属クラブは参加を見送り、B1からは前シーズンの最終順位上位8チーム、そしてB3からは昇降格を反映した前シーズンの順位に基づき上位4チームのみが出場する形式となりました。

出場クラブは以下の通りです。

B1クラブ（前シーズン上位8チーム）:
アルバルク東京
川崎ブレイブサンダース
琉球ゴールデンキングス
宇都宮ブレックス
大阪エヴェッサ
シーホース三河
千葉ジェッツ
サンロッカーズ渋谷
B3クラブ（前シーズン上位4チーム）:
東京エクセレンス
アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城
豊田合成スコーピオンズ
岩手ビッグブルズ

各ラウンド詳細

大会は複数のラウンドを経て進行しました。1次・2次ラウンドは各都道府県バスケットボール協会が主管し、3次ラウンド以降は日本バスケットボール協会が主管しました。

1次ラウンド

日程: 2020年11月28日～11月29日
会場: 代々木第一体育館（東京都渋谷区）

ここでは、B1の下位チームや都道府県代表チームなどが参加して行われました。

2次ラウンド

日程: 2020年12月16日～12月17日
会場:
墨田区総合体育館（東京都墨田区）
舞洲アリーナ（大阪府大阪市）
ウィングアリーナ刈谷（愛知県刈谷市）
船橋アリーナ（千葉県船橋市）
参加チーム: 8チーム（B1リーグ前シーズン5位～8位の4クラブと、1次ラウンドを勝ち上がった4チーム）

3次ラウンド

日程: 2021年1月13日
会場:
川崎市とどろきアリーナ（神奈川県川崎市）
アリーナ立川立飛（東京都立川市）
ブレックスアリーナ宇都宮（栃木県宇都宮市）
沖縄市体育館（沖縄県沖縄市）
参加チーム: 8チーム（B1リーグ前シーズン1位～4位の4クラブと、2次ラウンドを勝ち上がった4チーム）

ファイナルラウンド

日程: 2021年3月12日～3月13日
会場: さいたまスーパーアリーナ（埼玉県さいたま市）

準決勝と決勝が行われ、大会の優勝チームが決定しました。

試合結果と個人賞

激戦を勝ち抜いた末、本大会では川崎ブレイブサンダースが見事に優勝を果たしました。決勝戦や準決勝、準々決勝を通じて、多くの名勝負が繰り広げられました。

大会の功労者には以下の個人賞が贈られました。

MVP（最優秀選手）:
ジョーダン・ヒース（川崎ブレイブサンダース） - 初受賞
ベスト5:
藤井祐眞（川崎ブレイブサンダース） - 初受賞
パブロ・アギラール（川崎ブレイブサンダース） - 初受賞
ジョーダン・ヒース（川崎ブレイブサンダース） - 初受賞
比江島慎（宇都宮ブレックス） - 3大会ぶり2回目
ライアン・ロシター（宇都宮ブレックス） - 2大会ぶり3回目

川崎ブレイブサンダースからはMVPを含む3名がベスト5に選出され、宇都宮ブレックスからも2名が選ばれています。

大会の詳細については、公式サイトなどでご確認いただけます。

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