笹平駅

笹平駅（ささだいらえき）

笹平駅は、富山県黒部市に所在する黒部峡谷鉄道本線の駅です。この駅は関西電力の専用駅として機能しており、原則として一般の乗客は乗降できません。ただし、例外として、当駅までの区間運転が行われる場合や、列車交換のために長時間停車する際には、乗客が列車からホームに降りて休憩することが許可されています。

歴史

1953年（昭和28年）11月16日：関西電力が地方鉄道としての免許を取得し、笹平駅が開業しました。これは、黒部峡谷の電源開発を目的とした鉄道敷設の一環でした。
1971年（昭和46年）5月4日：黒部峡谷鉄道株式会社が設立され、笹平駅は同社の駅となりました。これにより、運営主体が関西電力から黒部峡谷鉄道へと移行しました。
1971年（昭和46年）7月1日：黒部峡谷鉄道が運行を開始し、観光路線としての役割も担うようになりました。

駅構造

笹平駅のプラットホームは、山側にのみ設けられています。これは、黒部峡谷鉄道が右側通行を採用しているため、上り列車用のホームとして使用されています。ホーム上には、利用者のためのトイレが設置されています。

特筆すべき点として、4月中旬から5月にかけて一般列車が笹平駅で折り返す場合、列車は直接ホーム側の線路には入線しません。代わりに、ホームのない線路を通過し、一旦終点の欅平駅まで進んでから、折り返してホーム側の線路に入線するという特殊な運行形態をとります。

隣の駅

黒部峡谷鉄道

■本線

黒薙駅 - 笹平駅 - 出平駅

その他

笹平駅は、黒部峡谷の豊かな自然に囲まれた場所に位置しており、駅周辺の景観も魅力の一つです。一般の乗降は制限されていますが、区間運転や長時間停車時には、その美しい景色を間近に楽しむことができます。また、駅の施設は簡素ながらも、利用者のために必要な機能が備わっています。

駅周辺には観光施設などはほとんどありませんが、黒部峡谷の探勝拠点である欅平駅へのアクセス駅としての機能も担っています。

脚注

出典（省略）

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
黒部峡谷鉄道
* 関西電力

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