筆王

筆王

筆王（ふでおう）は、ソースネクストが販売しているはがき作成ソフトウェアです。年賀状や暑中見舞いなど、季節の挨拶状を手軽に作成できるツールとして、多くのユーザーに利用されています。

歴史

筆王の歴史は、1996年にアスキーサムシンググッドがVer.1を発表したことから始まります。その後、開発会社はアイフォー、イーフロンティアと変遷し、2007年にソースネクストへと権利が譲渡されました。この間、数多くのバージョンがリリースされ、機能の追加や使いやすさの向上が図られてきました。

1996年: アスキーサムシンググッドが「筆王」Ver.1を発表
1999年: 会社名がアイフォーへ変更
2003年: 会社が自己破産
2004年: イーフロンティアに買収
2007年: ソースネクストが一切の権利を譲渡

ソースネクストは、「筆王」の他に「筆まめ」「宛名職人」といったはがき作成ソフトウェアも販売していますが、筆王はコストパフォーマンスに優れている点が特徴とされています。

バージョン履歴

筆王は、ほぼ毎年新しいバージョンがリリースされています。以下に主なバージョンと、その特徴をまとめました。

1996年8月: 「筆王」発表
1997年5月: 「筆王 増量パック」発表
1997年9月: 「筆王 Ver.2.0」発表
1998年8月: 「筆王 Ver.3.0」発表
1999年9月: 「筆王2000 for Windows」発表
2000年8月: 「筆王2001 for Windows」発表
2001年8月: 「筆王2002 for Windows」発表
2002年8月: 「筆王2003 for Windows」発表
2003年8月: 「筆王2004 for Windows」発表
2004年8月: 「筆王2005 for Windows」発表
2005年8月: 「筆王2006 for Windows」発表
2006年8月: 「筆王2007 for Windows」発表
2007年7月: 「筆王ZERO」発表
2008年8月: 「筆王ZERO（2009年パッケージ）」発表
2009年8月: 「筆王ZERO（2010年パッケージ）」発表
2010年8月: 「筆王 Ver.15」発表
2011年8月: 「筆王 Ver.16」発表
2012年8月: 「筆王 Ver.17」発表
2013年8月: 「筆王 Ver.18」発表
2014年8月: 「筆王 Ver.19」発表
2015年8月: 「筆王 Ver.20」発表
2016年8月: 「筆王 Ver.21」発表
2017年8月: 「筆王 Ver.22」発表
2018年8月: 「筆王 Ver.23」発表
2019年8月: 「筆王 Ver.24」発表
2020年8月: 「筆王 Ver.25」発表
2021年8月: 「筆王 Ver.26」発表
2022年8月: 「筆王 Ver.27」発表
2023年8月: 「筆王 Ver.28」発表
2024年8月: 「筆王 Ver.29」発表

筆王ZERO

「筆王ZERO」は、2007年から2010年にかけて発売されていたシリーズで、対象OSの公式サポート期間終了まで、新機能や素材の追加、辞書のアップグレードが無料で行われる点が特徴でした。PCを買い替えても、サポート対象OSであれば継続して利用できましたが、購入時にサポートされていなかった新しいOSでは動作しませんでした。

イメージキャラクター

筆王のイメージキャラクターには、小池栄子、吉川ひなの、安田美沙子、熊田曜子、夏川純、ベッキー、剛力彩芽などが起用されていました。特に、ソースネクストへ販売元が移管されてからは、同社のイメージキャラクターがパッケージに登場していました。

小池栄子と筆王ガールズ（松岡由樹、小野愛）
吉川ひなの
安田美沙子
熊田曜子、安田美沙子、夏川純
ベッキー
剛力彩芽

関連項目

はがき作成ソフトウェア
年賀状
お年玉付郵便はがき
残暑見舞い
筆まめ
宛名職人
インクジェットプリンター

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