お年玉付郵便はがき

お年玉付き年賀はがきとは

お年玉付き年賀はがきは、日本[[郵便]]が発行するくじ引き番号付きの郵便はがきです。正式名称は「お年玉付郵便葉書」であり、法律に基づいて発行されています。一般的には「年賀はがき」とも呼ばれ、通常のはがきと同様に料金が印刷されています。

年賀特別郵便の仕組み

年賀はがきは、年賀特別郵便の期間内に投函すると、年末まで郵便局で保管され、元日に配達される仕組みです。通常の郵便はがきや封書でも、切手の下に「年賀」と朱書きすれば同様の扱いになります。これを「プリキャンセル」といいます。逆に、年賀はがきを通常のはがきとして扱う場合は、「年賀」の表示を消す必要があります。

料金と消印

2017年の郵便料金改定で通常はがきが値上げされましたが、年賀はがきは一時的に旧料金のまま扱われました。しかし、2019年からは通常はがきと同額になっています。また、年賀はがきには予め消印のような模様が印刷されており、特別な申し出がない限り消印は押されません。1月8日以降に差し出されたものには消印が押されます。

さまざまな年賀はがき

過去には、郵便番号7桁化や記念の機械印が使用されたこともありました。写真用インクジェット紙タイプや、色付き、香り付きのものも販売されました。また、広告付きやカーボンオフセットはがきも登場しましたが、現在は一部を除き販売が終了しています。2007年には、郵便の遅配が大量に発生し、利用者からの苦情が相次ぎました。

年賀はがきのスケジュール

11月1日: 年賀はがき販売開始
12月15日: 年賀特別郵便取り扱い期間開始
12月25日: 元旦に届けるための投函推奨期限
12月28日: 年賀特別郵便取り扱い期間終了
12月29日: 29日以降の投函は松の内までに配達

年賀はがきの歴史

1935年: 年賀切手発行開始（くじなし）
1949年: お年玉付き郵便はがき発行開始
1989年: お年玉付き郵便切手発行開始
1991年: 寄付金付きお年玉付き郵便切手発行開始

年賀はがきの種類と価格

年賀はがきには、付加金付きと付加金なしの2種類があります。2021年用は63円で販売され、寄付金や図画経費が加算されたものもあります。光沢紙のものは73円です。かつては広告付きのものも販売されていました。

お年玉くじと引き換え

年賀はがきにはお年玉くじが付いており、毎年1月に抽選が行われます。当選した場合は、郵便局で賞品と引き換えることができます。かつては、当選部分が切り取られていましたが、現在は消印方式に変更されています。1等や2等の賞品は後日郵送となります。また、本人確認書類が必要な郵便局もあります。

賞品について

1等と2等は複数の賞品から選択できるようになっています。末等はお年玉切手シートです。民営化後は、賞品の会社名が公表されるようになりました。かつては寄付金付きのA組のみ有効な当選番号がありましたが、現在は廃止されています。私製はがき用の寄付金付き切手にも6桁の番号が記載され、年賀はがきと同じ賞品が当たります。

法律と上限金額

お年玉付き年賀はがきは、お年玉付郵便葉書等に関する法律によって合法化されています。賞品の金額は郵便料金の5,000倍が上限で、当たりくじの時効は6ヶ月です。

2020年のお年玉賞品

2020年は、東京五輪開催予定であったため、ペアチケットが特別賞品となりました。対象の年賀はがきは、寄付金付きのものやB組に限定されていました。

お年玉付き年賀はがきの起源

お年玉付き年賀はがきのアイデアは、民間人の林正治氏が考案しました。彼は、終戦直後の通信手段が乏しい時代に、年賀状を復活させたいと考えました。何度も郵政大臣に直談判し、粘り強い交渉の結果、採用されました。初年度は売れ残りが多かったため、林氏は私財を投じて買い占めたそうです。

その後の展開

お年玉付き年賀はがきの成功を受けて、夏のおたより郵便葉書「かもめ〜る」や、春の「さくらめーる」、秋の「もみじめーる」が登場しましたが、現在は販売を終了しています。

日本[[郵便]]年賀寄付金配分事業

寄付金付き年賀はがきによって集められた寄付金は、社会福祉、災害救助、研究、被爆者支援、文化財保護など10の分野の活動を行う団体に配分されています。2021年までの寄付金額の合計は約516億円に達します。

脚注

注釈: (ここに注釈を入れる)
出典: (ここに参考文献などを入れる)
関連項目: 年賀状、かもめ〜る、お年玉付郵便葉書等に関する法律
* 外部リンク: 郵便年賀｜ゆうびん.jp - 日本[[郵便]]、お年玉付き年賀はがき誕生 - 年賀状博物館

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