等々力陸上競技場

等々力陸上競技場（Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu）

等々力陸上競技場は、神奈川県川崎市中原区の等々力緑地内に位置する競技場です。この施設は主に陸上競技とサッカーに使用されており、2024年2月から富士通が取得した命名権により「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」として運営されます。これにより、以前の名称は次第に使われなくなりますが、特定の大会では正式名称の「等々力陸上競技場」が用いられます。

概要

等々力陸上競技場は、川崎市が所有し、指定管理者として川崎とどろきパーク株式会社が運営を行っています。施設は27,495人を収容可能で、日本陸上競技連盟からは第1種公認を受けています。この競技場は主にJリーグの川崎フロンターレのホームスタジアムとして使用されているだけでなく、陸上競技イベントや市民向けの個人利用も開放されています。

近年では、2023年に初めてプロラグビーの試合も開催されるなど、競技の幅が広がっています。競技場内には陸上トラックと天然芝のフィールドがあり、トラックは400ｍで8レーンが整備されています。また、バリアフリー対策として、エレベーターや多目的トイレが設けられており、車椅子用の観戦スペースも完備されています。

歴史

等々力陸上競技場の建設は1964年に始まり、1966年に供用が開始されました。以来、様々な競技会の開催が行われ、特にサッカーと陸上競技での活用が多いです。1993年にはヴェルディ川崎が本拠地として使用し、その後2000年からは川崎フロンターレがJ1昇格を果たし、以降フロンターレのホームスタジアムとなりました。

競技場自体は何度か改修されていますが、大規模な改修は2012年から2015年にかけて行われ、収容人数の拡大や新しいメインスタンドの設置が成されました。さらに2021年には陸上トラックの廃止が発表され、今後は球技専用の施設に改築される予定です。

利用状況

主に川崎フロンターレのホームゲームや日本陸上競技選手権大会など、多くのイベントが行われています。また、全国高等学校サッカー選手権大会や高校陸上競技大会などでも活用されており、地元に親しまれているスポーツ施設です。

このように、等々力陸上競技場は多目的な利用がなされており、スポーツの振興を支える重要な施設といえるでしょう。イベントの開催に際しては、観客動員も順調で、過去にはサッカーの試合において過去最高の観客数を記録したこともあります。

アクセス

等々力陸上競技場へのアクセスも充実しており、武蔵小杉駅からは徒歩でのアクセスが便利です。さらに、バスでのアクセスも多様で、各方面からの利用が可能です。駐車場も完備されていますが、来場者には公共交通機関の利用が推奨されています。

総じて、等々力陸上競技場は多くのスポーツイベントや観客に愛され続けている施設であり、未来の施設整備計画にも注目です。

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