筑摩 (松本市)

筑摩（つかま）地区の概要

筑摩は、長野県松本市の中心部を流れる薄川の南側に位置する町名です。現在の行政地名としては、筑摩一丁目から四丁目までが存在し、住居表示が実施されています。郵便番号は390-0821です。

地区内を南北に貫くやまびこ道路や県道297号兎川寺鎌田線沿いには、ロードサイド型の専門店が多く立ち並び、活気を見せています。一方、薄川沿いは美しく整備されており、元旦には薄川元旦マラソンが開催されるほか、毎年8月には筑摩神社の例祭が催され、多くの人々で賑わいます。

歴史

筑摩という地名の読み方は、江戸時代までは「つかま」が一般的でした。しかし、明治維新の際に、郡名などの読みが「ちくま」に変更されました。その後、筑摩県が成立した際も「ちくまけん」と読まれましたが、この地域は筑摩神社が鎮座することから、古くからの読み方である「つかま」が現在も使われています。

江戸時代には筑摩村を形成していましたが、1875年に周辺の村々と合併し、新たな筑摩村が誕生しました。合併した村は、西隣の中林村、南東隣の三才村、そして庄内村、埋橋村、征矢野村、鎌田村、小島村です。現在の筑摩地区は、旧筑摩村、中林村、三才村の範囲とほぼ一致しています。

1889年には、筑摩村が東西に分割され、東部は松本市に編入、西部は松本村の一部となり、それぞれ大字筑摩となりました。

沿革

1992年10月26日、住居表示が実施されました。

住居表示実施に伴い、以下の地区が分離しました。

1966年：県（松本市）、埋橋（松本市）、清水（松本市）、庄内（松本市）、巾上（松本市）、中条（松本市）
1985年：井川城（松本市）、鎌田（松本市）、征矢野（松本市）

世帯数と人口

2018年10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

（実際の数値はデータがないため、ここでは省略します）

交通

地区内には、以下の主要な道路が通っています。

長野県道63号松本塩尻線
長野県道297号兎川寺鎌田線

施設

筑摩地区には、様々な施設が存在します。

富士電機松本工場（松本市内で最大規模の工場）
長野県松本工業高等学校
松本市立筑摩小学校
筑摩神社
信州松本つかま自動車学校
松本筑摩東郵便局
八十二銀行 つかま支店
松本信用金庫 つかま支店

関連項目

* 筑摩 - 曖昧さ回避のページ

まとめ

筑摩地区は、歴史と文化が息づく地域でありながら、現代的な郊外型の商業施設も充実しており、住みやすい環境が整っています。地域住民の生活を支える様々な施設があり、祭りやマラソンなどのイベントも盛んです。また、地区内には、松本市最大規模の工場があるなど、経済的にも重要な役割を担っています。

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