筑波大学男子バスケットボール部

筑波大学男子バスケットボール部は、関東大学バスケットボール連盟に所属する筑波大学の男子バスケットボールチームです。その歴史は古く、1927年に東京高等師範学校バスケットボール部として創部されました。

輝かしい歴史と伝統

筑波大学男子バスケットボール部の特筆すべき点は、全日本大学バスケットボール選手権大会（通称：インカレ）に、東京教育大学時代から数えて第1回大会より一度も途切れることなく全大会に出場し続けている、唯一のチームであるということです。これは、長きにわたり強豪としての地位を保ち続けている証と言えるでしょう。

インカレにおいては、過去に3度の優勝を果たしています。第5回大会（1953年）、第66回大会（2014年）、第67回大会（2015年）で頂点に立ち、特に国立大学としては唯一の優勝チームとして、その名を歴史に刻んでいます。また、1955年には第30回全日本総合バスケットボール選手権大会でも優勝しており、大学バスケットボール界において確固たる地位を築いています。

日本体育大学との交流戦

毎年春には、日本体育大学との間で伝統の交流戦「通称ニッツク戦・NITTUKU BASKETBALL FESTIVAL」が代々木体育館で開催されます。この交流戦は両校のプライドがぶつかり合う真剣勝負の場であり、多くのバスケットボールファンにとって見逃せないイベントとなっています。2011年には、東日本大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、両校の学生たちの尽力により実現しました。

数々の名選手を輩出

筑波大学男子バスケットボール部は、これまでに数多くの名選手を輩出してきました。吉井四郎、糸山隆司、若林薫、小玉晃、笠原成元、奥野俊一、吉田健司（現ヘッドコーチ）、加藤三彦、小野秀二、宮田幸典、祐木毅、出口実、齋藤豊、柏倉秀徳、清水太志郎、瀬戸山京介、井上裕介、中務敏宏、梁川禎浩、鹿野洵生、田渡修人など、日本バスケットボール界を牽引した、あるいは牽引している選手たちが、筑波大学のユニフォームに袖を通しました。

筑波大学男子バスケットボール部は、長年の歴史と伝統を誇り、常に大学バスケットボール界のトップレベルを走り続けています。これからも、新たな歴史を刻み、多くのファンを魅了してくれることでしょう。

もう一度検索