筑紫野市コミュニティバス

筑紫野市コミュニティバスの概要

福岡県筑紫野市では、地域の住民が便利に移動できるように複数のコミュニティバスが運行されています。これらのバスは、主に市内の公共施設、商業施設、医療機関、そして鉄道駅を結び、住民の生活を支える重要な役割を果たしています。本記事では、特に「ちくしのバス」「つくし号」「御笠自治会バス」の3つのコミュニティバスについて詳しく解説します。

1. ちくしのバス

ちくしのバスは、2004年に西鉄バス二日市から転換されたコミュニティバスです。このバスは、吉木 - 柚須原間および山口 - 平等寺間を結ぶ「みかさ線」と「やまぐち線」の2つの路線を運行していましたが、2019年3月31日をもってみかさ線は廃止され、現在ではやまぐち線が運行されています。

運行形態

ちくしのバスは、運転士や車両を西鉄バスのものを引き継いでおり、直通乗車が可能です。運賃は、ちくしのバス区間内の場合は大人・子供ともに100円となっており、西鉄バスとの連絡乗車を行う場合には、西鉄バスの運賃に100円を加えた価格が設定されています。平日と土曜日には5往復が運行されており、日曜日や祝日、盆や年末年始には運休となります。

ルート

やまぐち線の主なルートは、次のようになっています。

• - 西鉄二日市 - JR二日市駅 - 井手の古賀 - 山口 - 仲屋敷橋 - 倉谷前 - 山神 - 山神ダム前 - 下村 - 平等寺

（みかさ線は廃止され、ここに記載されていません。）

2. コミュニティバス「つくし号」

つくし号は、2019年に筑紫野市役所の移転に合わせて運行が始まりました。このバスは、筑紫野市内のさまざまな公共施設や商業施設を結ぶ循環運行を行っています。運行は、地元の貸切バス事業者に委託されています。

運賃と運行

運賃は、大人150円、子供や障害者手帳を持つ方は100円です。また、小学生未満の子供については、保護者1名につき3人まで無料です。つくし号は、一方向のみの循環運行を行っており、1日9便が設定されています。

経路

つくし号の主な経路は以下の通りです。

• - カミーリヤ → 筑[[紫駅]]西口 → 福大筑紫病院 → 筑紫野市役所 → JR二日市駅 → 二日市西一丁目 → 二日市温泉 → 生涯学習センター → 済生会病院 → 筑紫野市役所 → 朝倉街道駅 → ゆめタウン → カミーリヤ

車両は、特に筑紫野市のマスコットキャラクター「つくしちゃん」のイラストが施された三菱ふそう・ローザが使用されており、地域の中学生がデザインを担当しています。

3. 御笠自治会バス

御笠自治会バスは、2019年に運行が開始された、市北東部に位置する御笠地区専用の有償旅客運送バスです。このバスの運行は、地元の自治会組織である御笠まちづくり協議会が行っています。

目的と運行形態

御笠地区では、既存のバス停が遠く、運行本数が少ないことから、住民の商業施設へのアクセスが難しいという問題がありました。それを解決するために、地域の住民が2016年から独自にバスの運行を検討し、2019年に市と協議の上、運行を開始しました。運転手は地元の定年退職者などのボランティアが務めています。

ルート

御笠自治会バスは、主に以下の2つのルートを運行しています。

• - 宝満川東ルート: カミーリヤ - 針摺東 - ゆめタウン - 天山公民館 - 御笠コミュニティセンターなど。
• - 宝満川西ルート: カミーリヤ - 針摺東 - ゆめタウン - 牛島公民館 - 御笠コミュニティセンターなど。

それぞれのルートにおいて、運賃は200円均一で、カミーリヤでの乗車または降車は無料です。また、特定の区間内での利用は、100円となります。

まとめ

筑紫野市のコミュニティバスは、地域住民の移動を効果的にサポートしており、特に公共交通が充実していないエリアでは重要な役割を担っています。これにより住民の生活の質が向上し、地域の活性化にもつながっています。

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