箙かおる

箙 かおる (えびら かおる) のプロフィール

箙かおるは、元宝塚歌劇団専科の男役であり、かつて雪組の組長を務めた人物です。彼は1973年に宝塚音楽学校に入学し、1975年に61期生として宝塚歌劇団にデビューしました。初舞台は月組の「春の宝塚踊り／ラムール・ア・パリ」に立ち、以来、彼は数々の舞台で輝かしいキャリアを築いてきました。

来歴

彼は1975年、宝塚音楽学校を卒業後、宝塚歌劇団入りを果たし、その成績は35番でした。入団後は組まわりを経て雪組に配属され、1981年には新人公演で初主演を飾りました。1990年には専科への異動が決まり、1996年には再び雪組に戻って組長に就任。その後も多くの舞台に特別出演し、観客に強い印象を与え続けました。2017年12月14日には、自身のサロンコンサート「夢の扉」をもって宝塚歌劇団を退団しました。

人物背景

箙かおるは兵庫県神戸市出身で、愛称は「チャル」です。彼には、劇作家・演出家として活動する実弟の菱田信也がいます。箙かおる自身の魅力は、確かな演技力と豊かな存在感にあります。彼は、劇団内外で多くのファンに愛され、美しい舞台を作り上げてきた人物です。

宝塚歌劇団時代の主な舞台作品

箙かおるは、そのキャリアの中で多くの舞台に出演しました。その一部を挙げてみましょう。

• - 初舞台: 1975年3-5月、月組『春の宝塚踊り』『ラムール・ア・パリ`
• - 雪組時代: 1976年に雪組に配属された後、1977年から1998年にかけて多数の作品に出演。

- 1981年5月: 『彷徨のレクイエム』で新人公演初主演
- 再び雪組に異動した1996年からは組長を務め、1998年まで活躍。
- 各種公演で主演や重要な役を担い続けました。

専科時代の名作

1990年の専科への異動後も、彼は各組で特別出演をし続け、高い評価を得ました。

• - 1991年: 『紫陽の花しずく』（月組）で政次役
• - 1992年: 『ヴァレンチノ』（雪組）ラスキー役
• - 1999年: 『バッカスと呼ばれた男』（雪組）ポルトス役

このように、箙かおるの舞台人生は常に革新と挑戦に満ちたもので、観客に深い感動を与えています。

宝塚歌劇団退団後の活動

退団後は、ソロコンサートや特別イベントで活躍し、ファンとのつながりを大切にしています。これからも彼の演技や音楽の世界での活動が注目されています。箙かおるは、ただ宝塚の舞台だけでなく、人々の心に残る素晴らしいアーティストとして、その存在感を発揮し続けています。

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