箱根 駒ヶ岳ロープウェー

箱根駒ヶ岳ロープウェー

箱根駒ヶ岳ロープウェーは、神奈川県足柄下郡箱根町に位置し、箱根駒ヶ岳へと向かう全長1,783mのロープウェイです。以前は伊豆箱根鉄道が運営していましたが、現在は西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営しています。

概要

ロープウェイは、箱根火山の中央火口丘である駒ヶ岳（標高1,327m）の山頂部と、芦ノ湖畔の箱根園を結んでいます。山頂からは、箱根の市街地や雄大な富士山などの素晴らしい景色を一望でき、多くの観光客が訪れます。また、山頂には箱根神社の元宮があり、歴史と自然を感じられる場所としても知られています。

2005年に駒ヶ岳ケーブルカーが廃止されたため、ロープウェーは駒ヶ岳山頂への唯一の交通手段となりました。

運転方式

箱根園駅と駒ヶ岳頂上駅の間を、15〜20分間隔で運行しており、所要時間は約7分です。

搬器

三線交走式が採用されており、定員101名の大型ゴンドラ「駒ヶ岳」と「芦ノ湖」の2台が運行しています。以前はライオンズカラーの塗装でしたが、プリンスホテルへの移管後、2016年4月からは、富士山などのイラストと、箱根園のキャラクター「縁結びのエンチャン」（駒ヶ岳）、箱根ジオパークのマスコット「はこジ郎」（芦ノ湖）があしらわれたデザインに変更されました。座席は少なく、基本的に立席での利用となります。

歴史

1962年（昭和37年）3月8日：事業許可
1963年（昭和38年）4月27日：箱根駒ヶ岳ロープウェー開業
1986年（昭和61年）10月：搬器を更新
2016年（平成28年）2月1日：伊豆箱根鉄道からプリンスホテルへ事業移管
2020年（令和2年）10月5日：駒ヶ岳頂上駅での運転室部品破損により一時運転停止。10月28日より運転再開。
2022年（令和4年）4月1日：プリンスホテルから西武・プリンスホテルズワールドワイドへ事業移管
2023年（令和5年）6月25日：年次点検中に部品交換が必要と判明し運休。9月20日運転再開。

駅

箱根園駅：芦ノ湖遊覧船（箱根園港）、伊豆箱根バス、小田急ハイウェイバスに乗り換え可能
駒ヶ岳頂上駅：案内上は「頂上駅」「山頂駅」と表記されることもあります。

備考

毎年元旦には、駒ヶ岳山頂で初日の出を拝む人々のために、早朝運転を実施しています。

西武グループの施設ですが、西武鉄道各駅で発売されている「箱根フリーパス」は利用できません。ただし、乗車券購入時に箱根フリーパスを提示すると、10%の割引が適用されます。

伊豆箱根鉄道の「箱根旅助け」は利用可能で、「箱根バスフリー」でも割引運賃が適用されます。

ギャラリー

[写真1]
[写真2]
[写真3]
[写真4]

外部リンク

箱根園'>箱根 駒ヶ岳ロープウェー - 箱根園

もう一度検索