節分会はだか祭り

岐阜県大垣市 宝光院 節分会はだか祭り

岐阜県大垣市にある宝光院（左目不動）では、毎年2月3日の節分に「節分会はだか祭り」が開催されます。この祭りは、別名「宝光院節分会はだか祭り」または「左目不動節分会はだか祭り」とも呼ばれ、多くの人々が健康祈願や開運、厄除けを願って訪れます。

祭りの見どころ

裸衆の川渡り

祭りの最大の見どころは、厄年を迎える男性たちが「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしを身に着け、冷たい川を渡る「みそぎ川渡り」です。この川を渡る行為は、冬の川を渡る苦行を人生の苦難に見立て、それを乗り切るという意味が込められています。

祭りの流れ

祭りは午前8時の大般若祈祷から始まり、終日行われます。

午前8時～: 大般若祈祷
午前10時～: 豆打式（小袋入りの豆まき）が全10回行われます。
午後1時30分: 裸祭り始祭。「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしを身に着けた男性たちが境内に現れ、掛け声を上げながら宝光院近辺を走り、もみ合います。この光景が2回繰り返されます。
午後2時30分: 宝光院南方100mにある杭瀬川で「みそぎ川渡り」が行われます。男性たちは川幅約20mを渡りきります。
午後3時: 川渡りを終えた男性たちが境内に戻り、厄男から選ばれた心男（しんおとこ）と副心男を担ぎ練り歩く心男遷座が行われます。
午後3時: 男性衆の中に俵が投げ込まれます。俵には利剣木（白い布で包まれ赤い紐で括ってある木の棒）が入れてあり、それを奪い合う福徳利剣木授与が行われます。

参加方法

当日の一般参加も可能です。参加希望者は近くの詰所で記帳し、福袋と「左目不動不動宝光院節分会」と書かれた鉢巻き、「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしを受け取ります。白足袋と腹巻き用さらしは各自で持参する必要があります。社務所では昼食が振る舞われ、昼食後はふんどしを締め、酒を飲みながら待機します。

アクセス

鉄道: 養老鉄道養老線友江駅より徒歩15分
バス: 名阪近鉄バス大垣野口線「野口（宝光院）」バス停下車。節分会はだか祭り当日（2月3日）のみ、大垣駅より運行される臨時路線バスも利用できます。

注意事項

祭りの内容は変更される場合があります。事前に宝光院の公式サイトなどで確認することをおすすめします。
寒さ対策をしっかりと行ってください。

宝光院節分会はだか祭りは、勇壮な男たちの姿と、福を求める人々の熱気が一体となる、活気あふれる祭りです。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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