築地町 (名古屋市)

築地町（つきじちょう）

築地町は、愛知県名古屋市港区の一部であり、独自の町名を持つ地域です。この町は、住居表示がないため、単独の町名として識別されています。名古屋市の東部に位置し、北側は築三町と隣接していることが特徴です。

地理

築地町は名古屋市港区の東端にあり、名古屋港に近接しています。この地理的な位置は、地元の発展や交通の便に大きな影響を及ぼしています。周辺には商業施設や物流関連の施設が多く立地しており、地域の経済活性化にも寄与しています。

歴史

築地町の町名の由来は、ここが名古屋港の築港第一期工事によって造成された土地であることにあります。この工事により、多くの土地が埋め立てられ、新たな地域が形成されました。

沿革

• - 1908年（明治41年）11月9日：公有水面の埋立てにより、南区の築地が誕生しました。
• - 1925年（大正14年）4月1日：築地町の一部が中川町や他の町名に編入されました。
• - 1937年（昭和12年）10月1日：行政区変更で港区に移行しました。
• - 1938年（昭和13年）4月1日：築地の一部が改めて築地町として独立し、その残りは築三町として区分されることとなりました。
• - 1955年（昭和30年）8月1日：さらなる埋立地が編入され、地域の拡大が進みました。
• - 1968年（昭和43年）12月2日：再度、埋立地が編入されました。

このように、築地町は長い歴史の中で地名や区域の変遷があり、名古屋港に深い関わりを持った地域であることがわかります。

学区

築地町には、地域の教育機関が設けられており、住民の子供たちに教育の機会が提供されています。学区は周辺の地域との結びつきが強く、地域コミュニティの形成にも寄与しています。

施設

築地町には、いくつかの重要な施設が立地しています。これには、名古屋検疫所、王子物流名古屋支店名古屋倉庫、マルハニチロ物流築港物流センター、日産化学工業名古屋工場、大王製紙名古屋古紙センター、さらに国土交通省中部地方整備局 名古屋港湾事務所などが含まれます。これらの施設は、地域の経済活動や物流に重要な役割を果たしています。

その他

郵便に関しては、築地町の郵便番号は455-0045で、名古屋港郵便局が集配を行っています。地域の発展には、交通の便や郵便サービスが重要であることから、住民の日常生活にも密接に関連しています。

築地町は名古屋市の中でも特異な性質を持つ地域であり、歴史的背景や地理的条件から、地域の発展が見込まれる場所でもあります。町名からもその独自性が感じられ、名古屋の歴史の一端を物語る場所かもしれません。

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