篠原康弘

篠原康弘

篠原康弘（しのはら やすひろ、1959年 - ）は、日本の運輸・国土交通官僚です。弟に自治・総務官僚の篠原俊博がいます。

来歴

宮崎県宮崎市出身。宮崎県立宮崎西高等学校理数科の1期生です。高校時代は理数系の進学を期待されていましたが、自身の適性から東京大学教養学部文科一類に進学し、東京大学法学部を卒業しました。1983年に運輸省に入省。

運輸省入省後、鉄道、観光、航空行政といった幅広い分野でキャリアを重ねました。鉄道局幹線鉄道課補佐官、国土交通大臣秘書官事務取扱、総合政策局国際観光課長、航空局航空事業課長、航空局航空ネットワーク部長、観光庁審議官、鉄道局次長、総合政策局次長などを歴任しています。

大臣秘書官時代には、当時の国土交通大臣であった扇千景の姿勢から多くを学んだと述べています。また、日本航空が経営破綻から再生する時期に航空事業課長、航空ネットワーク部長を務め、ANAホールディングス会長の伊東信一郎と議論や対決を重ねながら、再生に尽力しました。

2017年7月7日には国土交通省国際統括官に就任し、2018年7月31日には国土交通審議官に就任しました。

2019年7月9日に国土交通省を退官。同年11月1日、日本航空のシニア・フェローに就任しました。

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