篠原秀典

篠原 秀典

（しのはら ひでのり）

経歴

1983年5月16日、群馬県渋川市に生まれた篠原秀典は、日本のソフトテニス界を代表する後衛選手として知られています。彼は東京農業大学第二高等学校から日本体育大学へと進み、学生時代からその才能を開花させました。国際舞台への第一歩を踏み出したのは、2005年の東アジア競技大会でのことです。この大会での日本代表初選出は、その後の輝かしいキャリアの始まりとなりました。

プレースタイルとパートナー

コートの後衛を専門とする篠原選手は、その堅実な守備と攻撃力でチームを支えました。特に、長年にわたりペアを組んだ小林幸司選手との連携は、日本代表の大きな強みとなりました。二人は国際大会で数々の激戦を共に戦い、日本のソフトテニスを牽引する存在として認識されています。

国際大会での主な実績

篠原選手の国際大会における活躍は目覚ましく、特に四大国際大会（世界選手権、アジア競技大会、東アジア競技大会、アジアソフトテニス選手権）において、日本代表として多くのメダルを獲得しています。

キャリア初期の2005年東アジア競技大会では、シングルスでベスト8に進出し、別対抗団体戦では銀メダル獲得に貢献しました。翌2006年のアジア競技大会では、シングルスで銀メダルを獲得する一方、国別対抗団体戦では見事に金メダルに輝き、アジアの頂点に立ちました。

世界選手権には複数回出場しており、2007年大会では香川大輔選手とのダブルスでベスト8に進出。そして、この大会でも国別対抗団体戦での金メダル獲得に大きく貢献しました。2011年の世界選手権では、小林幸司選手とのペアでダブルス銀メダルを獲得し、世界の頂点にあと一歩まで迫る活躍を見せました。

アジアソフトテニス選手権でも確固たる成績を残しています。2008年大会ではシングルスと団体で銀メダルを獲得。小林選手とのペアになってからは、2012年大会でダブルスベスト8ながら団体金メダル、2016年大会ではダブルス銅メダル、そして再び団体金メダルと、団体戦での強さを示しました。

東アジア競技大会では、最初の2005年大会での団体銀メダルを経て、2013年大会では小林選手とのダブルスで金メダル、さらに国別対抗団体戦でも金メダルを獲得し、二冠を達成しました。

アジア競技大会においては、2006年の団体金、シングルス銀に加え、2010年大会では小林選手とのダブルスで銅メダル、団体銀メダルを獲得。2014年大会では、小林選手とのダブルスでベスト8、森原可奈選手とのミックスダブルスでもベスト8に進出し、団体戦で銀メダルを獲得するなど、長きにわたり日本代表として活躍しました。

日本ソフトテニス界への貢献

篠原秀典選手は、その卓越した後衛としての技術、小林幸司選手との盤石なペアワーク、そして国際舞台で常に上位に食い込む安定した成績により、日本ソフトテニス界に多大な貢献を果たしました。特に、団体戦における彼の存在感とリーダーシップは、チームが金メダルを獲得する上で重要な要素でした。彼は、日本代表の核として、長年にわたりチームを牽引し、後進の選手たちに大きな影響を与えました。

彼の残した数々の国際大会でのメダルは、日本ソフトテニスの歴史において輝かしい一ページを飾っています。

外部リンク

* JOC選手個人データ - 篠原秀典

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