籾山幸徳

籾山幸徳について

籾山幸徳（もみやま ゆきのり）は1985年4月10日に大阪府八尾市に生まれた元プロ野球選手で、主に内野手として活躍しました。彼は右投右打の選手であり、プロ入りから育成選手としてキャリアをスタートさせました。

経歴

プロ入り前

籾山選手は小学3年生から少年硬式野球チーム「八尾フレンド」に所属し、野球を始めました。彼の高校生活は天理高等学校で過ごし、3年生の夏には主将として甲子園に出場し、チームを3回戦進出へと導きました。この経験が彼にとって大きな若年期の挑戦となりました。その後、立命館大学に進学し、1年生の春からベンチ入りし、2年生の秋には遊撃手のポジションを獲得。さらに、3年生では二塁手、4年生では三塁手も経験しました。特に4年秋においては打率3割を記録し、ベストナインにも選出されるなど、輝かしい成績を収めました。大学在籍中のリーグ通算成績は69試合出場、226打数59安打、打率.261、5本塁打、36打点というものでした。

2007年のドラフト会議では読売ジャイアンツから育成1位指名を受け、プロの道を歩み始めました。

プロ入り後

プロ入り後の2008年、籾山選手は春季キャンプ中に健康上の問題で入院するも、イースタン・リーグの開幕戦には間に合いました。彼は遊撃手の守備固めとして途中出場し、初打席で初ヒットを記録します。その年は主に代打や守備固めとして2軍でプレーしました。本塁打は3本、打率は.226という成績でした。2010年には、フューチャーズやシリウスで出場機会を得ましたが、同年10月には自由契約となり、その後育成選手として再契約を果たしました。

残念ながら、2011年には戦力外通告を受け、その後も右肩の血行障害や骨折などの怪我が続き、支配下登録には至りませんでした。

現役引退後

現役を引退した後、籾山選手はジャイアンツアカデミーのコーチとして子供たちへの野球指導を行いました。その後、2014年にプルデンシャル生命保険にヘッドハンティングされ、ライフプランナーとして新たなキャリアを築きました。2021年時点では、「NoriSuke」という生命保険会社の社長を務めています。

また、彼は中学硬式野球チーム「高槻中央ボーイズ」の監督を務めており、2020年には古巣の巨人とOBスカウト契約を締結しました。この契約により、彼は大阪エリアの有望選手の情報を提供する役割を担っています。

籾山幸徳は、プロ選手としてのキャリアと引退後の人生を通じて、多くの若い選手たちに影響を与え続けている人物です。

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