紀三井寺運動公園陸上競技場

紀三井寺運動公園陸上競技場

紀三井寺運動公園陸上競技場（通称：紀三井寺陸上競技場）は、和歌山県和歌山市に位置する競技施設です。この競技場は、紀三井寺公園内にあり、和歌山県が所有し、紀の国はまゆうが管理運営を行っています。1964年に開設されて以来、陸上競技やサッカーなど多種多様なスポーツイベントが開催されています。

歴史

この競技場の歴史は1964年4月にまで遡ります。当時、紀三井寺運動公園の一部として完工し、その後1971年には第26回国民体育大会（黒潮国体）が開催されました。さらに、1994年にはJリーグのプレシーズンマッチとしてガンバ大阪と鹿島アントラーズの対戦も行われ、2,000年代に入っても国内外のプロチームがキャンプ地としてこの競技場を利用しました。

具体的には、2002年にデンマーク代表のFIFAワールドカップキャンプ地としても利用されました。2011年から2013年にかけては改修工事が実施され、施設の更新が行われました。2017年9月には、和歌山県内初のJリーグ公式戦が予定されましたが、台風のため中止となりました。2024年6月には、FC大阪対ガイナーレ鳥取の試合が予定されており、これは和歌山県内での初公式戦として期待されています。

施設概要

紀三井寺陸上競技場は、以下の特長を持つ施設です。

• - 日本陸上競技連盟第1種公認競技場
• - トラック: 1周400mで、直線は100mの9レーンを有しています。
• - フィールド: 西洋芝で整備され、様々なスポーツに適した環境が整っています。
• - 収容人数: 総収容人数は19,200人で、メインスタンドは1,931席、サイドスタンドは4,277席、バックスタンドは6,836席、芝生席は5,950席です。これにより、Jリーグや他のスポーツイベントの基準を十分に満たしています。
• - 施設装備: 大型映像装置や夜間照明も完備されています。

主な大会

紀三井寺陸上競技場では、多くの重要な大会が開催されてきました。

• - 1971年には国民体育大会が行われ、その後も日本選抜陸上和歌山GPや全国高等学校総合体育大会など、陸上競技の大会が定期的に開催されています。
• - また、2018年にはJFLの試合もここで行われ、2024年にはJリーグの試合が予定されています。

アクセス

競技場までのアクセス方法は以下の通りです。

• - 鉄道: JR紀勢本線の紀三井寺駅から徒歩約30分、海南駅からはタクシーで約15分。
• - バス: 南海和歌山市駅やJR和歌山駅から競技場前行きのバスがあり、下車後徒歩約3分。
• - 自動車: 阪和道の海南インターチェンジや和歌山南スマートインターチェンジからそれぞれ約15分の距離です。

公園内のその他の施設

紀三井寺運動公園には、陸上競技場の他にも多様なスポーツ施設が整備されています。

• - 野球場
• - 補助競技場
• - 球技場（サッカー、ラグビー等）
• - テニスコート
• - 登山競技場

紀三井寺運動公園陸上競技場は、地域のスポーツ振興やイベント開催の重要拠点として、今後も多くの利用者に愛され続けていくことでしょう。

もう一度検索