紅白対抗ドレミファ大作戦

概要

『紅白対抗ドレミファ大作戦』は、1970年10月30日から1971年4月16日までの間、日本テレビ系列にて放送されたクイズ番組です。放送後もコンセプトを変更し、1971年4月23日から同年10月15日まで『ドレミファ学園』として続けられました。毎週金曜日の19:30から20:00の枠で放送され、視聴者の興味を引き続けました。

番組の内容は、ゲスト歌手が披露する楽曲のタイトルや歌手名をレギュラー陣が当てる形式で、時にはゲストと一緒にコントを行うこともありました。司会は著名な歌手、沢田研二が務め、その魅力で番組を引っ張っていきました。このクイズ番組では、一般参加者と芸能人が混成チームとなり、男女8人ずつ、計16人が参加します。それぞれのチームでクイズを展開し、最終的には両チームで一番成績を残した解答者が対決する1対1の決勝戦へと進んでいきます。勝者には「音楽博士号」と賞金が授与され、参加者たちの競争心をかき立てました。

番組の変遷

『ドレミファ大作戦』から『ドレミファ学園』へと改題された後は、架空の学校「ドレミファ学園」を舞台にした新たなスタイルのクイズが展開されます。この際、形式も紅白対抗から個人戦に変更され、各自の実力が直接反映される形になりました。ただし、優勝者には依然として賞品と賞金が用意されていました。

出演者

番組の司会を務めた沢田研二のほか、レギュラーとしてはザ・ワイルドワンズ、ドレミファ大作戦時にはゴールデン・ハーフも参加し、ドレミファ学園の時代にはザ・シュークリームが加わりました。ゲスト歌手や参加者は多様であり、常に新鮮なエンターテインメントを提供していました。

特記すべきエピソード

1971年1月1日の放送では、「巨人の星か、タイガーマスクか、世紀の対決!?」と題し、読売ジャイアンツの選手がゲスト参加しました。また、1971年7月9日の「芸能人親子大会」では、コメディアンたちが自身の子供を連れて登場し、親子の絆をテーマにした楽しいエピソードが展開されました。最終回には、司会の沢田とザ・シュークリーム、さらにザ・ワイルドワンズが参加し、紅白の対戦が行われました。対戦後、ザ・ワイルドワンズは解散を発表し、デビュー曲「想い出の渚」を歌い上げ、名シーンを残しました。

放送情報

この番組は日本テレビが制作局となり、札幌テレビ、北日本放送、北陸放送、福井放送など多くの地域局でも放送されました。放送当時、多くの視聴者に愛されたこの番組は、音楽とクイズという新しいエンターテインメントの形を提案し、数々の名場面を生み出しました。

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