素晴らしき休日

『素晴らしき休日』（原題: Holiday）は、1938年に公開されたアメリカ映画です。1930年にアン・ハーディング主演で映画化もされた、フィリップ・バリーの戯曲をジョージ・キューカー監督が再び映画化しました。主演はキャサリン・ヘプバーンとケーリー・グラントが務めています。

物語は、自由な精神を持つジョニー・ケイス（ケーリー・グラント）が、婚約者であるジュリア・シートン（ドリス・ノーラン）の家族と出会うことから始まります。裕福な家庭に育ったジュリアに対し、ジョニーは質素な暮らしを好み、人生を最大限に楽しむことを望んでいます。ジョニーの考え方は、ジュリアの妹であるリンダ（キャサリン・ヘプバーン）の心を捉えます。リンダもまた、型にはまった生き方に疑問を感じていたからです。

リンダは、ジョニーの自由な生き方に共感し、次第に惹かれていきます。一方、ジュリアはジョニーの価値観を理解できず、二人の間には溝が生まれます。物語は、ジョニーが自身の価値観と向き合い、真の幸せを見つけようとする姿を描いています。

主要キャスト

リンダ・シートン：キャサリン・ヘプバーン
ジョニー・ケイス：ケーリー・グラント
ジュリア・シートン：ドリス・ノーラン
ネッド・シートン：リュー・エアーズ
ニック・ポーター：エドワード・エヴェレット・ホートン
エドワード・シートン：ヘンリー・コルカー
ローラ・クラム：ビニー・バーンズ
シートン・クラム：ヘンリー・ダニエル

スタッフ

監督：ジョージ・キューカー
製作：エヴェレット・リスキン
脚本：ドナルド・オグデン・ステュアート、シドニー・バックマン
音楽監督：モリス・ストロフ
撮影：フランツ・プラナー
編集：アル・クラーク、オットー・メイヤー
美術：スティーヴン・グーソン
衣裳：ロバート・カロック

受賞とノミネート

アカデミー賞ノミネート: 美術賞（スティーヴン・グーソン、ライオネル・バンクス）

『素晴らしき休日』は、当時の社会における価値観や生き方を問いかけ、観る者に自由な生き方とは何かを考えさせる作品です。キャサリン・ヘプバーンとケーリー・グラントの名演に加え、ジョージ・キューカー監督の洗練された演出が光る名作として、現在も多くの人々に愛されています。

外部リンク

素晴らしき休日 - allcinema
素晴らしき休日 - KINENOTE
Holiday - オールムービー（英語）
* Holiday - IMDb（英語）

もう一度検索