細川チャーリー忍

細川チャーリー忍：波乱万丈なボクシング人生

細川チャーリー忍（ほそかわ チャーリーしのぶ、1984年8月22日 - ）は、宮崎県宮崎市出身のプロボクサー。金子ボクシングジムに所属し、かつてWBOアジアパシフィックミドル級王座、そして二度のOPBF東洋太平洋ミドル級王座に輝いた経歴を持つ。

生い立ちと背景

父がナイジェリア人、母が日本人というハーフとして生まれた細川。東京ではその名を知らぬ者はいないほど、若い頃は手がつけられないほどの不良少年だったという逸話を持つ。その荒々しい様子から、「リアル範馬勇次郎」という異名で呼ばれていた。

また、兄は元プロボクサーであり、第40代日本スーパーライト級王者である細川バレンタインである。兄弟揃ってボクシングの世界に足を踏み入れたことは、特筆に値する。

プロボクサーとしての軌跡

2014年5月28日、プロデビュー戦を判定負けで飾る。しかし、その後着実に実力をつけ、2018年9月26日、後楽園ホールでのOPBF&WBOアジアパシフィックミドル級タイトルマッチで、王者秋山泰幸に11回TKO勝ちを収め、見事王座を奪取。

しかし、翌2019年2月24日には、大阪府立体育会館第二競技場でのOPBF&WBOアジアパシフィックミドル級タイトルマッチで、元日本&OPBFスーパーウェルター級王者である野中悠樹に判定負け。王座防衛に失敗する。

同年7月9日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ミドル級9位の太尊康輝とOPBFミドル級王座決定戦を行うも、ドローで王座獲得はならず。しかし、同年10月11日には、同じく後楽園ホールで太尊康輝とのダイレクトリマッチに臨み、8回TKO勝ちで2度目のOPBF王座を手に入れた。

2020年1月18日、後楽園ホールで日本ミドル級王者であり、OPBF東洋太平洋ミドル級1位の竹迫司登を相手に防衛戦を行うも、判定負けを喫し王座から陥落。

その後、2020年10月9日には中島玲に、2021年7月20日にはワチュク・ナァツに判定負けを喫し、苦しい時期を過ごす。

獲得タイトル

WBOアジアパシフィックミドル級王座（防衛0）
第50代OPBF東洋太平洋ミドル級王座（防衛0）
* 第52代OPBF東洋太平洋ミドル級王座（防衛0）

戦績

プロボクシング：20戦12勝7敗1分（11KO）

関連情報

細川チャーリー忍の戦績は、BoxRecで確認できる。

まとめ

数々の困難を乗り越え、二度のOPBF東洋太平洋ミドル級王座に輝いた細川チャーリー忍。その波乱万丈なボクシング人生は、多くの人々に勇気と感動を与え続けている。

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