細蔵山

細蔵山（ほそぞうやま）

富山県中新川郡上市町に位置する細蔵山は、標高1551mの山で、富山県登山連盟が選定した「富山の百山」の一つとして知られています。

概要

早月川の右岸にそびえ立つこの山は、登山道が整備されており、その尾根沿いには樹齢100年を超える立山杉の巨木や美しいブナの森が広がっています。山頂は台地状になっており、そこからは剣岳や奥大日岳などの名峰をはっきりと見渡すことができ、その壮大な景色は訪れる人々を魅了します。

登山

細蔵山への登山は、早月川と鍋増谷の間にある長い尾根を登るルートが一般的です。かつては残雪期に登山されることが多かったのですが、2009年に登山道が整備されたことで、より多くの登山者が訪れるようになりました。しかし、標高1200m地点より上部では、登山道が藪に覆われている箇所があり、特に最低鞍部と山頂周辺は、踏み跡が見えにくいダケカンバ交じりの藪が広がっているため、登山は困難を伴います。現在、一般的に利用されている登山口は、伊折橋の右岸側にあるダート林道を直進した先にありますが、赤テープ以外の目印が少ないため、注意が必要です。

参考文献

• - 『富山県山名録』 桂書房
• - 『富山の百山』 北日本新聞社

関連項目

• - 上市町

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