経済産業省大臣官房

経済産業省大臣官房について

経済産業省大臣官房は、経済産業省の内部部局の一つであり、主に人事や予算に関する業務を担当しています。この部局は、経済産業省組織令第2条第1項に基づいて設置されており、省の中核的な役割を果たしています。

所掌業務

大臣官房は、経済産業省組織令第4条に基づき、以下の多岐にわたる業務を担当しています。

1. 機密管理：重要な機密情報の保護を行います。
2. 人事管理：職員の職階、任免、給与、懲戒、服務に関する事務を扱い、職員の教養や訓練班も含まれます。
3. 公文書と情報の取り扱い：公文書の受領、発送、編集、保存に加えて、法令案やその他の文書の審査を行います。
4. 情報公開と個人情報保護：省が保有する情報や個人情報の公開および保護を進めます。
5. 政策の企画と評価：所掌事務に関する基本的な政策の立案・評価や、行政の考察を行う役割もあります。
6. 国会との連絡：国会業務と関連する連絡や広報活動も行います。
7. 予算管理：経済産業省の経費や収入に関する予算や決算の管理を担当しています。
8. 国有財産と物品の管理：省が所管する国有財産の監査及び処分、物品の管理も含まれます。
9. 福利厚生：職員の衛生や医療、福利厚生に関する事務を実施します。
10. 情報システムの整備：情報システムの整備や管理に関する業務も担当しており、情報セキュリティ対策も講じています。
11. 統計業務：商業や工業に関する統計調査、データ解析を行い、経済産業省全体の統計業務を統括します。

組織構成

大臣官房は多くの部門で構成されており、そのトップは官房長です。また、総括審議官や各種審議官が配置されています。さらに、政策立案やサイバーセキュリティの担当者、統計関連の部署、業務管理室、福島復興関連のグループなどが存在します。官房内の「官房三課」として知られる総務課、秘書課、会計課は、特に重要な業務を担当し、優秀な人材が集まる場とされています。これらの課の法令審査委員は、将来的に重要なポジションを務めることが多く、人事異動においても注目される役職となっています。

まとめ

経済産業省大臣官房は、組織運営の中枢を担い、人事、予算、広報、情報管理など、多様な業務を遂行しています。職員福利厚生や各種事務の総合調整を通じて、経済産業省全体の円滑な運営に寄与している部局です。

もう一度検索