結城光流

結城光流：作品と人物像

結城光流（ゆうき みつる）は、日本の小説家であり、2000年に『篁破幻草子』でデビューしました。現在、角川ビーンズ文庫にて『少年陰陽師』シリーズを連載しており、多くの読者を魅了しています。

人物

8月21日生まれ、血液型はO型です。愛犬として白い柴犬を飼っています。紅茶、宝石、万年筆、そして歌手の中島みゆきと俳優の織田裕二をこよなく愛し、さらに声優の野島昭生の大ファンであることは広く知られています。

『篁破幻草子』のドラマCD化の際には、主人公・小野篁の父親役として野島昭生が起用されたことを大変喜んだというエピソードがあります。また、『少年陰陽師』および『篁破幻草子』のドラマCDやBGMも深く愛聴しています。

獣系のキャラクターに弱い一面もあり、『少年陰陽師』第1巻の表紙に描かれた「もっくん」に心を奪われたと語っています。ポケモンのヘイガニとヒトカゲも好きなキャラクターとして挙げています。

『少年陰陽師』のタイトル、特に命令形のタイトルを考える際には苦労しているようで、各巻の表紙折り返しでは担当編集者との間で意見交換が交わされています。短編集でのみ命令形ではないタイトルを使用するというこだわりを持っていましたが、後になって少し後悔しているようです。

『篁破幻草子 六道の辻に鬼の哭く』というタイトルは、5年間温めていたものだそうです。『篁破幻草子』のタイトルは3巻以降、「く」で終わるように統一されていますが、これは作者の「全部『く』で終わったらなんかいいじゃないか」という発想から生まれたものです。

作品に登場するキャラクターには愛称を付けることが多く、編集者が戸惑うこともあるようです（例：六合を「旦那」、敏次を「とっしー」など）。

京都を愛する気持ちも強く、月に一度は必ず京都を訪れ、『少年陰陽師』や『篁破幻草子』に関連する場所を巡っているようです。晴明神社には必ず足を運ぶとのこと。その際には、ドラマCDの出演者にお土産を買うことも多いそうです。

『少年陰陽師』の音声化作品を聴いて以来、窮奇役の声優・若本規夫の声に魅了され、自身の作品でありながら彼を倒してしまった主人公・昌浩を恨んでいるというエピソードも。ラジオ番組に若本が出演した際には、メールで熱烈なラブコールを送っていました。

業界内では、原稿の執筆スピードが速いことでも知られています。東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」には、書き下ろし小説を寄稿しています。

作品一覧

角川つばさ文庫
『少年陰陽師』シリーズ
『初恋ストーリーズ キュン・としちゃう、5つのLOVE物語』
角川ビーンズ文庫
『少年陰陽師』シリーズ
『篁破幻草子』シリーズ - 完結済
『モンスター・クラーン』シリーズ
角川文庫
『少年陰陽師』シリーズ
『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ
富士見L文庫
『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』
単行本
『我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明』
『その冥がりに、華の咲く 陰陽師・安倍晴明』
『白き面に、囚わるる 陰陽師・安倍晴明』
『いまひとたびと、鳴く鵺に 陰陽師・安倍晴明』
『吾が身をもって、叶えよと 陰陽師・安倍晴明』
コミック原作
『暁の誓約＜ゲッシュ＞』
『守り刀のうた －守り刀の一文字－』

出演

ネット配信
『少年陰陽師・彼方に放つ声をきけ～略して孫ラジ』（ゲスト出演）

外部リンク

狭霧殿 - 公式サイト - 公式サイト
* 結城光流 (@mitsuru_y) - X（旧Twitter） - X（旧Twitter）

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