野島昭生

野島 昭生（のじま あきお）}

基本情報
1945年4月6日生まれの日本の声優、俳優、ナレーター。東京都杉並区生まれで、シグマ・セブンに所属しています。また、彼には3人の息子がいますが、その中には声優として活躍する野島裕史と野島健児、作家として活動する野島智司がいます。さらに彼の孫も俳優としての道を歩んでいます。

代表作
彼の代表的な作品には、『ナイトライダー』におけるK.I.T.T.（ナイト2000）、続編『ナイトライダーNEXT』のK.I.T.T.（ナイト3000）、さらには『CSI:科学捜査班』で演じたギル・グリッソムが含まれます。

経歴

野島は満洲国で生まれ、幼少期に母と姉と共に日本へ引き揚げました。家族の複雑な背景の中で育ち、子役として芸能界に入った経験があります。子供の頃からの明るさとサービス精神旺盛な性格が、彼の今の活動に大きく影響を与えていると言われています。

野島氏はテレビとラジオの仕事を1954年頃から始め、『ぴよぴよ大学』の5代目矮鶏博士として約2年半出演しました。小学5年生の時には劇団に入団し、子役として数多くのテレビドラマに出演、特に森山周一郎や大塚周夫といった若手俳優たちと共に学んでいた時期があります。
その後、彼は声優としての道を選び、外国映画の吹き替えなど多くの分野で活躍しました。特にアテレコの面白さに惹かれ、声の仕事に本格的に取り組むようになりました。

高校卒業後は様々なアルバイトをしながら演技活動を続け、1989年にシグマ・セブンに移籍しました。81年頃からレギュラーとしての活躍が目立ち始め、具体的には『ナンシーはお年頃』など複数のアテレコで経験を積みました。

家族との関係

彼は結婚式を行っておらず、母子家庭で育った影響もあってか、妻との結婚は家族を大切にする姿勢を強めています。息子たちにも芸能活動を期待する一方で、彼らが自分の道を見つけることを尊重し支えてきました。彼の息子たちとも何度か作品で共演し、親から学ぶという姿勢が色濃く表れています。

人物と特色

声種はバリトンで、暖かみのある声が特長です。特に外国映画の吹き替えでは、難解なセリフにも挑む姿勢を崩さず、毎日が勉強だと語る彼。ナイトライダーに出演した時の K.I.T.T.の役作りにも試行錯誤を重ね、アフレコの収録に苦労したエピソードがあります。

自身の声や演技に対するこだわりが強い彼は、セリフを言うときには、その役の気持ちを理解し、表現することをとても大切にしています。その結果、アフレコを通じてお客様の日常に少しでも喜びを届けることを目指しているようです。

毎日のように新しい挑戦をし、多様な活動で存分に存在感を示している野島昭生のこれまでの道のりは、まさに多彩に彩られています。彼は声優業の魅力を追求し続け、家族との絆もまた、彼の活動の力になっています。

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