絶対チェッカーズ!!

アルバム『絶対チェッカーズ!!』

『絶対チェッカーズ!!』は、チェッカーズにとって初のオリジナルアルバムであり、1984年7月21日にキャニオン・レコードから発売されました。このアルバムは、デビューシングルである「ギザギザハートの子守唄」と、2ndシングルの「涙のリクエスト」のアルバムバージョンを含んでいます。以降、アルバムは後にCDとマスターサウンドLPとして再リリースされ、特に2004年3月17日にはCDの再発も行われました。

音楽的影響

『絶対チェッカーズ!!』は、発売当初から多くのファンに親しまれ、オリコンLPチャートでは1984年7月30日付で週間推定売上枚数の最高記録を樹立しました。この記録はオリコンLPチャートが廃止されるまで破られることなく、その後のチェッカーズ自身の成功を物語るものとなりました。また、2016年3月30日からは音楽配信も開始され、より多くのリスナーに楽曲が届くようになりました。

収録曲の紹介

アルバムは2つのサイドに分かれており、各サイドに個性的な楽曲が配置されています。以下に主な収録曲について詳しく紹介します。

SIDE A

• - 危険なラブ・モーション: 藤井郁弥が作詞を手掛け、芹澤廣明が作曲・編曲を行っています。
• - HE ME TWO（禁じられた二人）: 売野雅勇が作詞し、鶴久政治が作曲したこの曲は、ゲイをテーマにした印象的な楽曲です。
• - ウィークエンド アバンチュール: 作詞は藤井郁弥で、サビ部分では「麻薬さ」と歌われ、その歌詞カードには「魅惑さ」と表記されている一曲です。
• - 渚のdance hall: 藤井郁弥作詞、芹澤廣明作曲のこの曲は、可愛らしい雰囲気を持った楽曲です。
• - ギザギザハートの子守唄: デビューシングルであり、当初はあまり人気が出なかったものの、後に「涙のリクエスト」のヒットで一気に認知度が上がりました。

SIDE B

• - 涙のリクエスト: 2ndシングルの再録音バージョンで、オリジナルとはアレンジが異なり、特にサビの構成が特徴的です。この楽曲のヒットにより、チェッカーズの名は広く知られることになりました。
• - MY ANGEL (I WANNA BE YOUR MAN): 高杢禎彦がリードボーカルを務め、感情豊かに歌われています。
• - ガチョウの物語: アマチュア時代から続く楽曲で、テレビ番組『ひらけ!ポンキッキ』で使用されました。
• - ひとりぼっちのナタリー: 売野雅勇が関わった心に残るバラードです。
• - ムーンライト・レヴュー50s': アカペラで構成されたこの曲は、レコーディング中にメンバーが感極まったエピソードを持っています。

結論

『絶対チェッカーズ!!』は、チェッカーズがその後の音楽シーンで大きな影響を与えることになるきっかけとなったアルバムです。この作品は、メロディや歌詞の魅力、そして個性的なパフォーマンスが融合しており、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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