綱取物語

綱取物語：大相撲をモチーフにしたデジパチ

『綱取物語』は、1993年に平和が開発・発売した、大相撲をモチーフとしたデジパチです。数珠繋ぎ連チャンタイプとして、当時のパチンコファンから高い人気を誇りました。

ゲーム性の特徴

本機最大の特徴は、大当たり確率が異なる3つのモードが存在することです。

天国モード： 大当たり確率が約1/37と非常に高く、連チャンが期待できるモードです。
ノーマルモード： 大当たり確率が約1/247で、通常のモードとなります。
地獄モード： 大当たり確率が約1/988と非常に低く、連チャン終了後に移行しやすいモードです。

大当たりラウンド中のVゾーンへの入賞回数によってモードが切り替わる仕組みが採用されていますが、天国モード中の大当たりは1ラウンド目のアタッカー開放時にモード移行してしまうため、連チャンを促進する効果は限定的でした。モード移行の割合は、天国モード50％、ノーマルモード33.4％、地獄モード16.6％です。電源投入時はノーマルモードからスタートするため、ホールによっては閉店後も電源を切らないで営業したり、逆に朝一に電源を再投入したりするなど、営業方法に違いが見られました。そのため、ユーザーはホール選びも重要な要素となっていました。

また、ハズレリーチの図柄に偏りがあり、「横綱」や「五」などのリーチが出現しやすい一方で、「大関」や「七」などのリーチは出現しにくいという特徴がありました。しかし、大当たり図柄は全て均等に選ばれるため、結果的に図柄によってリーチの信頼度が異なるという点が、ゲーム性をさらに面白くしていました。

リメイク版

2001年7月には本機をリメイクした『CR新綱取物語K』、『CR新綱取物語J』、『新綱取物語V』が発売されました。さらに、2007年8月には『CR綱取物語M4AX』として再びリメイクされ、確率変動非告知という特徴を活かし、初代のゲーム性を再現しています。

リーチアクション

当時としては珍しい「スーパーリーチ」が搭載されており、ノーマルリーチが停止した後、軍配をモチーフとした出目が「ノコッタノコッタ」と回転する演出がありました。

スペック

大当たり確率：1/247（メーカー発表）
最高ラウンド数：16R
カウント数：10C
賞球数：7&15

関連商品

ゲームソフト

HEIWA パチンコグラフィティ Vol.2（アクアルージュ、1999年12月、プレイステーション用ゲームソフト）
HEIWA Parlor! PRO 綱取スペシャル（日本テレネット、2002年3月、プレイステーション用ゲームソフト）

CD

涙の綱取物語（歌：笑福亭鶴光、1994年7月21日、ポニーキャニオン、シングル）

ゲーム

オンラインゲームサイト『777town.net』にてプレイが可能です。

外部リンク

CR綱取物語 M4AX - 平和
パチマガインターネット
* 機種詳細情報（CR綱取物語 M4AX） - ホール情報誌 でちゃう!

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