網掛トンネル

網掛トンネル

網掛トンネルは、中央自動車道における飯田山本ICと園原ICの間に存在する、全長1943mのトンネルです。このトンネルは、開通当初と現在で運用形態が大きく異なっています。

歴史

1975年の開通当初、網掛トンネルは現在の下り線トンネルのみで、対面通行として供用されていました。当時の制限速度は40km/hに設定されていました。これは、隣接する恵那山トンネルも同様の状況でした。その後、1985年に上り線トンネルが完成し、上下線がそれぞれ別のトンネルを使用する形となりました。

現在では、4車線が確保されていますが、トンネル内での車線変更は禁止されており、制限速度は70km/hとなっています。また、下り線入口には、恵那山トンネルと同様に信号機が設置されています。

建設の経緯

網掛トンネルの建設は、以下のスケジュールで進められました。

1967年10月12日：下り線トンネル（一期トンネル）着工。
1972年6月20日：恵那山トンネルと網掛トンネル区間の4車線化施工命令が下される。
1974年10月23日：下り線トンネルが貫通。
1975年8月23日：下り線トンネルが開通し、供用開始。
1978年3月21日：上り線トンネル（二期トンネル）着工。
1983年3月7日：上り線トンネルが貫通。
1985年3月27日：上り線トンネルが開通し、同時に下り線トンネルのリフレッシュ工事が開始。
1985年6月頃：下り線トンネルのリフレッシュ工事が完了し、完全4車線化。


また、時期は不明ですが、下り線トンネルは天井板が撤去され、換気方式がジェットファン方式に切り替えられました。上り線トンネルは開通当初からジェットファン方式が採用されています。

2013年6月20日から7月9日の間、恵那山トンネル下り線の天井板撤去工事に伴い、上り線トンネルが対面通行として使用されました。

隣接施設

網掛トンネルは、中央自動車道において以下の位置にあります。

(26)飯田IC
(26-1)飯田山本IC
(PA)阿智PA/駒場（昼神温泉）BS
(TN)網掛トンネル
(26-2)園原IC（名古屋方面のみの接続）
(TN)恵那山トンネル
(PA)神坂PA/馬篭BS
(27)中津川IC



この情報は、網掛トンネルの歴史、構造、および中央自動車道における位置関係を理解する上で役立ちます。

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