緑黄色社会

緑黄色社会 (Ryokuoushoku Shakai)

緑黄色社会は、愛知県名古屋市で結成された日本の男女混成ポップ・ロックバンドで、略称は「リョクシャカ」です。2012年に5人組の構成でスタートした彼らは、2015年にドラマーが脱退し、現在の4人組となっています。

経歴

バンドの始まりは中京大学附属高等学校の軽音楽部からです。メンバーの長屋晴子と小林壱誓はSNSで交流があり、互いにボーカルを目指していたことから、バンドを結成する流れになりました。初めてのオリジナル曲制作を始めた際、ベースが脱退したことから小林は幼馴染の穴見真吾を誘い、彼は即座にバンドに参加を決めました。バンド名の由来は、長屋が飲んでいた野菜ジュースの名前から派生しており、これがメンバー間でのユーモアとして残っています。

2013年には、10代限定の音楽フェス「閃光ライオット」に出場し、準グランプリを受賞。この時期、彼らは自作の楽曲をライブで披露し始めます。その後、彼らは複数の会場限定音源をリリースし、メジャーデビューを果たすまでの道のりを着実に歩んでいきました。

2017年、初の全国流通盤となる1stミニ・アルバム『Nice To Meet You??』を発表し、続いて名古屋での初ワンマンライブを成功させます。2018年には、フルアルバム『緑黄色社会』をリリースし、その後も多くのシングルやアルバムを発表しています。

メジャーデビュー以降

2018年の秋、彼らはメジャーレコード会社エピックレコードジャパンと契約し、同年にリリースした3rdミニ・アルバム『溢れた水の行方』でメジャーデビューを果たします。音楽業界で徐々に名声を上げ、同年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」にも初出演。彼らの楽曲は多くの音楽ファンに支持されるようになりました。

2020年にはCOVID-19の影響を受けつつも、『SINGALONG』というフルアルバムをストリーミング配信し、この作品には特にヒットした「Mela!」が収録されています。この曲は2023年にストリーミング再生数が3億回を超え、日本レコード協会からトリプル・プラチナ認定を受けるなど、大きな成果を上げました。

2022年には、結成10周年を記念して「ブレス」を発表し、その後、武道館ライブで16,000人以上を動員。2023年も盛りだくさんの活動を続け、アリーナツアーや台湾での初公演を果たしました。彼らの音楽は、今や多くの人々にとって欠かせない存在となっています。

メンバー情報

現在のメンバーは、ボーカルとギターの長屋晴子、ギターの小林壱誓、キーボードのpeppe、ベースの穴見真吾の4人。各メンバーは独自のバックグラウンドを持ち、それがバンド全体の音楽スタイルに多様性を加えています。

長屋晴子は、彼女が尊敬するアーティストから受けた影響を語り、小林壱誓は楽器に対する情熱を語っています。peppeはクラシック音楽背景を生かし、穴見真吾はさまざまな音楽ジャンルを取り入れているのが特徴です。

まとめ

緑黄色社会は、そのユニークな音楽スタイルと魅力的なパフォーマンスで、聴く人を引き付けています。今後の活動にも期待が高まり、さらなる成長が見込まれるバンドです。

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