練馬区立石神井公園ふるさと文化館

練馬区立石神井公園ふるさと文化館

練馬区立石神井公園ふるさと文化館は、都立石神井公園に隣接する郷土資料館です。練馬区の歴史、伝統文化、自然、観光に関する情報を発信する拠点として、2010年に開館しました。

概要

「ふ（ふれあい）る（ルーツをさぐる）さ（さわれる）と（とりかえられる）」をテーマに、来館者が楽しみながら学べる展示が充実しています。昭和時代の街並みを再現した展示では、ラーメン屋や交番などが懐かしい雰囲気で再現されています。また、水車や農機具、練馬大根を加工する様子を再現した展示など、練馬区の農業の歴史に触れることもできます。

建物は石神井公園の緑に調和したデザインで、建築家・武田有左氏によって設計されました。隣接する区立池淵史跡公園や、夏期限定の屋外プール（練馬区立石神井プール）も併設されており、一日を通して楽しむことができます。

沿革

2006年度: 基本設計（運営・展示基本計画と建築基本設計を統合）
2007年度: 実施設計（建設工事設計図・展示設計図を作成）
2008年度-2009年度: 工事（旧練馬区立石神井プールの敷地にて建設・展示工事）
2010年3月28日: 開館（初代館長は小金井 靖氏）
2014年4月1日: 指定管理者制度導入（指定管理者: 公益財団法人 練馬区文化振興協会）

分室

ふるさと文化館分室が、区立石神井松の風文化公園の管理棟内にあります。こちらでは、練馬区ゆかりの文化人の紹介や、作家・五味康祐氏のコレクション（蔵書、レコード、オーディオ装置など）を展示しています。また、レコードコンサートなどのイベントも開催されています。

隣接施設

区立池淵史跡公園

石神井公園ふるさと文化館に隣接する区立池淵史跡公園では、縄文時代中期の竪穴建物跡を見ることができます。園内では16軒もの竪穴建物跡が確認されており、池淵遺跡として知られています。1972～1973年の発掘調査では、旧石器時代・縄文時代・中世の遺跡が発見されました。出土した縄文土器は、石神井公園ふるさと文化館で展示されています。

公園内には、明治20年代初頭に建築された茅葺屋根の農家（旧内田家住宅：練馬区指定文化財）も公開されています。この家屋は元々練馬区中村にあったもので、戦前の昭和期の姿を元に移築・復元されました。

その他

練馬区立石神井プール
石神井松の風文化公園
練馬区立石神井図書館（図書館内にあった展示が石神井公園ふるさと文化館に移転）
* 都立石神井公園

石神井公園ふるさと文化館は、練馬区の歴史や文化、自然に触れることができる貴重な施設です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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