羅睺寺

羅睺寺 (らこうじ)

羅睺寺は、中華人民共和国山西省忻州市五台県、有名な仏教聖地である五台山に位置する由緒ある寺院です。

歴史

羅睺寺は唐代に創建され、当初は善住閣院と呼ばれていました。明代の弘治5年（1492年）に大規模な再建が行われ、寺院としての基盤が確立されました。その後、万暦年間（1573年 - 1620年）には、万暦帝の妃である李敬妃が私財を投じて寺の再建を支援しました。清代に入ると、康熙44年（1705年）にチベット仏教の寺院に改宗し、乾隆57年（1792年）には再び大規模な修繕が行われ、現在の姿となりました。

1983年には、中華人民共和国国務院により漢族地区仏教全国重点寺院に認定され、中国仏教における重要な寺院の一つとして位置づけられました。さらに、2013年3月には、全国重点文物保護単位にも指定され、文化財としての価値が認められています。

伽藍

羅睺寺の境内には、以下の主要な建物が配置されています。

天王殿
大雄宝殿
文殊殿
本尊殿
大仏殿
蔵経閣
禅房
配殿
* 廊房

これらの建物は、中国の伝統的な寺院建築様式を今に伝えており、訪れる人々に静寂と荘厳な雰囲気を提供しています。

羅睺寺は、五台山の豊かな自然に囲まれ、歴史と文化が息づく場所として、多くの参拝者や観光客が訪れる名刹です。

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