羅鍾一

羅鍾一（ラ・ジョンイル）

羅鍾一（ラ・ジョンイル、라종일、1940年12月14日 - ）は、韓国の外交官、政治学者。
本貫は羅州羅氏。父は元国会議員で国会副議長を務めた羅容均。

生涯

1940年、京城府（現在のソウル特別市）に生まれる。ソウル大学を卒業後、イギリスに留学し、ケンブリッジ大学で政治学の博士号を取得した。

帰国後は、慶熙大学校政治外交学科の教授に就任。その後、慶熙大学大学院長（学長）を務めるなど、教育者として後進の育成に尽力した。

その傍ら、国家安全企画部第一次長、国家情報院海外・北韓（北朝鮮）担当第一次長など、国家安全保障に関わる要職を歴任。国民会議外交安保担当総裁特別補佐、民主党総裁外交安保特別補佐も務め、政界においてもその手腕を発揮した。

外交官としては、駐英大使、大統領青瓦台国家安保補佐官を経て、2004年3月から2007年3月まで駐日大使を務めた。駐日大使在任中は、日韓関係の発展に尽力した。

2007年5月には、又石大学校の総長（第10代）に就任し、再び教育界に身を投じた。

羅鍾一は、学者、官僚、政治家、外交官、教育者として、多岐にわたる分野で活躍した人物である。その幅広い知識と経験、卓越したリーダーシップは、韓国社会に大きな影響を与えた。

羅鍾一の業績は、学術論文や政策提言、外交交渉など、多岐にわたる形で残されている。また、その人柄は多くの人々に慕われ、尊敬を集めている。羅鍾一は、韓国を代表する知識人の一人として、今後もその名が語り継がれるであろう。

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