美山町立美山南中学校

美山町立美山南中学校について

美山町立美山南中学校は、かつて岐阜県山県郡美山町に存在した公立中学校です。しばしば「山県市立美山南中学校」と誤って記述されることがありますが、これは正確ではありません。美山南中学校が廃校となったのは美山町が廃止された日（2003年3月31日）であり、統合後の美山中学校が開校したのは山県市が発足した日（2003年4月1日）であるため、美山町立が正しい表記です。

学校の概要

美山南中学校は美山町の南部に位置し、周辺の乾小学校、富波小学校、西武芸小学校の卒業生が進学していました。学校の校地および校舎は、統合後の美山中学校に引き継がれ、美山中学校の新校舎が完成するまでの間、2009年まで校舎として使用されました。

沿革

美山南中学校は、1966年に美山町内の3つの中学校（乾中学校、富波中学校、西武芸中学校）を統合して新設されました。統合当初は統合校舎がなく、旧乾中学校を乾分教場、旧富波中学校を富波分教場、旧西武芸中学校を西武芸分教場として利用していました。その後、1967年9月に統合校舎が完成し、各分教場は廃止されました。

年表

1966年（昭和41年）4月1日：
乾中学校、富波中学校、西武芸中学校を統合し、美山町立美山南中学校として開校。
統合校舎は無く、旧中学校の校舎を分教場として利用（乾分教場、富波分教場、西武芸分教場）。
1967年（昭和42年）9月：
統合校舎が完成し、各分教場を廃止。
2003年（平成15年）3月31日：
美山北中学校と統合し、美山中学校の新設に伴い廃校。

美山南中学校は、地域の生徒たちが共に学び、成長する場として、その歴史を刻みました。統合により学校としての役割を終えましたが、その校舎は後の美山中学校に引き継がれ、地域社会に貢献し続けました。

参考文献

美山町史　通史編（美山町　1975年）P.887-904

関連項目

* 岐阜県中学校の廃校一覧

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