美月うさぎ

美月うさぎ：筑豊弁で描く、地方の魅力

美月うさぎは、日本の漫画家であり、福岡県鞍手郡出身の女性です。AB型の血液型で、既婚者でもあります。彼女の作品は、筑豊地方独特の方言を巧みに使用し、その温かみのある作風で多くの読者を魅了しています。

漫画家への道のり

小学2年生の頃から漫画家を夢見ていた美月うさぎは、中学校を卒業するまで漫画制作に没頭しました。その後、衣料販売会社で事務員として働きますが、結婚を機に一時漫画から離れます。しかし、2009年に6年間飼っていたウサギが亡くなったことをきっかけに、再び漫画を描き始めました。深く落ち込む彼女を見かねた夫が、コミックスタジオのセットをプレゼントしたことが、再スタートのきっかけとなりました。

家事の合間に自身の漫画をウェブサイトで公開していたところ、2013年6月に『モーニング』の編集者の目に留まり、スカウトを受けます。当初は詐欺を疑ったものの、編集者から「筑豊弁で会話するキャラクターを描いてみませんか？」と提案されたことをきっかけに、プロの漫画家としての道を歩み始めました。

デビューと代表作

2014年3月、『モーニング』にて『チクホー男子☆登校編』でデビュー。筑豊地方の男子高校生たちの日常を描いたこの作品は、関東地方などの読者から「イケメン高校生が知らない方言を使っているのがカワイイ」と好評を博しました。2019年には、講談社とpixivが共同で開発したマンガアプリ『Palcy』にて、『チクホー男子☆登校編』の続編を57話まで連載しました。

その他の作品

チクホー家族 - 『西日本新聞・筑豊版』で連載
チクホー男子☆登校編NEXT - 『マンガボックス』にて2020年より連載中

筑豊弁への想い

美月うさぎは、福岡県の方言として知られる博多弁だけでなく、筑豊地方の筑豊弁にも強い想いを持っています。「筑豊弁は乱暴なイメージがあるけど、それだけではないことを読者の方にも知ってほしい」と語り、自身の作品を通して筑豊弁の魅力を伝えようとしています。

関連サイト

チクホー男子☆登校編 - 公式サイト
美月うさぎ (@usagimitsuki_) - X（旧Twitter）
* 第1話「バレンタイン」と美月うさぎさんインタビュー

美月うさぎの作品は、地方の方言の温かさや、そこに生きる人々の日常をユーモラスに描き出しています。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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