美濃茶

美濃茶（みのちゃ）

美濃茶とは、岐阜県で生産される日本茶の総称です。2004年以降、岐阜県産の茶葉を100%使用したものを「美濃茶」と定義し、ブランド化が進められています。主な産地は美濃地方で、特に南西部から中南部にかけて茶畑が広がっています。

二大銘柄

美濃茶には、地域ごとの特色を活かした二つの主要な銘柄があります。

1. 美濃いび茶：
美濃地方の西部、主に揖斐川町、池田町、垂井町の山間部で栽培されています。揖斐川の清流と、水はけの良い扇状地が特徴的な土地で育まれます。詳細については、[美濃いび茶]を参照してください。

2. 美濃白川茶：
美濃地方の中央部、主に白川町、東白川村の山間部で生産されています。標高200〜700mの茶畑で栽培されており、高地ならではの気候が茶葉の風味に影響を与えます。詳細については、[美濃白川茶]を参照してください。

これらの二大銘柄以外にも、各地域で個性的な銘柄が生産されています。

産地銘柄表示基準

美濃茶の表示には、以下の基準が設けられています。

美濃茶：岐阜県産の茶葉を100%使用した場合に表示できます。
美濃茶ブレンド：岐阜県産の茶葉を50%以上100%未満使用した場合に表示でき、ブレンドであることが明記されます。
産地銘柄：美濃茶流通センターまたは美濃茶白川流通センターが所管する地域では、「美濃いび茶」「美濃白川茶」と表示できます。当該地域産の茶葉を50%以上100%未満使用した場合は、ブレンドであることを明記する必要があります。
市町村以下の地域銘柄：市町村またはそれより小さい地域での産地銘柄を表示する場合は、当該地域産の茶葉を100%使用した場合に限り、販売者の責任において表示できます。

これらの基準により、消費者は美濃茶の品質や産地を正確に把握することができます。

美濃茶の魅力

美濃茶は、豊かな自然と気候の中で育まれた、多様な風味を持つ日本茶です。地域ごとの特徴を活かした製法やブランド戦略によって、その魅力はさらに高まっています。ぜひ、様々な美濃茶を味わってみてください。

関連情報

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