群馬工業高等専門学校

群馬工業高等専門学校について

群馬工業高等専門学校（Gunma National College of Technology）は、群馬県前橋市に位置する国立高等専門学校です。1962年に設立され、略称として「群馬高専」と呼ばれています。本校は、技術教育と専門学問の融合を目指しており、機械工学科、電子メディア工学科、電子情報工学科、物質工学科、環境都市工学科の5つの学科を持つ本科と、さらに専門性を深めるための2つの専攻科（生産システム工学専攻と環境工学専攻）を設けています。

学科および専攻

群馬高専の本科には、各学科ごとに年間40名程度の学生を受け入れる体制を整えています。特に本校は、学生に幅広い技術教育を提供し、実践力のある人材を育成することに力を入れています。専攻科では、本科の卒業生がさらに高度な専門知識を学ぶためのプログラムが用意されており、研究や横断的な学びを促進しています。

校章と校歌

校章は、群馬の山々を意識したデザインで、「高専」という文字が添えられています。また、校歌は1963年に発表され、学校の精神や理念が歌われています。しかし、現在では音楽課程が廃止されたため、校歌を唱える機会は限られています。

学校施設

群馬高専は、充実した施設が整っています。図書館は約8万冊の蔵書を持ち、学生たちの学習を支援しています。情報基盤センターは、全国の高専の中でも早期にコンピュータ教育を取り入れ、学生にとって重要な情報技術の学びを提供しています。また、地域共同開発センターも設置され、地域産業との連携を図った研究活動が行われています。

体育施設

学校内には多種多様な体育施設が整備されています。第一・第二体育館や武道館、プール、サッカー場、陸上競技場、野球場、ラグビー場、テニスコートなどが学生のスポーツ活動や課外活動に利用されています。これにより、身体を動かすことによる健康維持やチームワークの大切さも養われています。

学生生活

入学と同時に全学生が学生会の一員となり、非公式の活動を通じて、友人や仲間との絆を深めていきます。学生会は、運営的な役割を担い、さまざまな委員会が設けられています。校内イベントや文化祭「工華祭」では、学生たちが発表し合い、コミュニケーションの場ともなっています。

歴史

1962年以来、群馬高専は様々な変革を経て進化を続けてきました。最初の校舎が完成したのは1963年であり、以来、数回の校舎改築や施設追加が行われています。また、2005年に専攻科の教育プログラムがJABEE認定を受けるなど、その教育の質の向上にも取り組んでいます。

これからも群馬工業高等専門学校は、地域と共に成長し、次世代を担う技術者の育成に努めていきます。

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