羽尾一郎

羽尾 一郎（はお いちろう）

羽尾一郎は、1959年5月4日生まれの日本の国土交通官僚で、長年にわたり多くの重要なポジションを歴任してきました。国土交通省での豊富な経験を持ち、現在は日本民営鉄道協会の理事長として活躍しています。

経歴・出身地

羽尾氏は大阪府に生まれ、地元の大阪府立北野高等学校を卒業した後、1983年に東京大学法学部を卒業しました。その後、運輸省に入省し、キャリアをスタートさせました。彼は運輸省海上交通局総務課で課長補佐として勤務した後、外務省の在スペイン日本大使館で一等書記官を務め、さらに運輸大臣秘書官としても活躍しました。

国土交通省での役職

2002年には国土交通省自動車交通局で総務課企画室長に就任し、その後も海事局や航空局の様々な部署で重要な職務に就いてきました。2004年には海事局海技資格課長、2006年には航空局飛行場部の成田国際空港課長へと昇進し、その後も国土交通省内での昇進が続きました。

2010年には大臣官房人事課長に任命され、次いで経済産業省では商務流通・国際博覧会担当の審議官を務めました。2013年には国土交通省の大臣官房審議官（総合政策局・鉄道局担当・観光庁併任）としての役割を担い、2014年には物流審議官に就任しました。また、2016年には海事局長、2017年には内閣府総合海洋政策推進事務局長を歴任し、第3期海洋基本計画の策定に関わりました。

退官後の活動

2018年に国土交通省を退官した後は、全日本空輸株式会社の参与を務め、その後2019年には三井住友信託銀行の投資金融開発部および情報開発部のアドバイザーとして活動を開始しました。これらの役職を通じて、羽尾氏は日本の交通および海洋政策に大きな影響を与えてきました。

現在の役職

2023年には日本民営鉄道協会の理事長に就任し、鉄道業界の発展に寄与しています。また、日本観光振興協会の評議員としての役割も担い、観光業の振興にも関与しています。彼の経験と知識は、日本の運輸政策や観光業にとって非常に価値あるものとなっています。

羽尾一郎は、そのキャリアを通じて国土交通省における数多くの分野においてリーダーシップを発揮してきた官僚であり、今後の日本の交通と観光戦略においても重要な役割を果たしていくことでしょう。

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